4/12(土)【地域に貢献するWebデザイナーを育てる「地域のみらい講座」第2期】クライアントへのヒアリング
2025年4月12日(日)、第2回目の「地域のみらい講座」では、新島で塩づくりを行うクライアントへのオンラインヒアリングを実施しました。


受講生たちは、前回の宿題「ヒアリング準備」をもとに、3つのテーマに分かれて質問を作成しました。
- 印象・デザインに関する質問
- 機能・情報設計に関する質問
- ブランディングに関する質問
それぞれのチームで質問内容を整理し、質問担当と書記を決めて準備を整えました。
【印象・デザインに関する内容】
パッケージカラーの意味について伺うと、「白」は塩の結晶、「青」は新島の海や空、「赤」はキャッチコピー“血潮が騒ぐ”を表す色として、太陽の光や薪の炎も表現しているとのことでした。
【機能・情報設計に関する内容】
塩を通して伝えたいメッセージは、「血潮が騒ぐ、そんな塩」。食べたときに感動があり、海の見え方が変わるような体験を届けたいという想いが込められていました。
塩づくりは、海水を1ヶ月かけて濃くする地道な工程を経て、1日で結晶化させるという工程で成り立っており、その瞬間に毎回感動があると語ってくださいました。
クラウドファンディングでは、新島出身者や関係人口から多くの応援が寄せられ、「地元とのつながり」を深く実感したとのことです。
【ブランディングに関する内容】
サイトを見た人には、まず商品を購入して味わってほしいという希望がありました。 「塩を通じて海の見方が変わるような体験を届けたい」とのことです。
なぜ塩だったのかについては、「毎日使うものなのに、意外と知られていない」という点に興味を持ち、学ぶうちに魅力に引き込まれていったそうです。
キャッチコピー「血潮が騒ぐ」は、塩づくりの現場を見たときに、知識や感情が一体となって湧き上がるような感覚から生まれた言葉だそうです。
クライアントの言葉からは、新島と塩に対する強い想いが伝わり、受講生たちにとっても大きな学びとなる時間でした。


次回は、今回のヒアリング内容をもとに「情報設計」に取り組みます。
“掲載内容の優先順位を考えてどのように配置をしていくか”という構成の考え方に注目しながら、チームごとに設計案を考えていきます。
作成した案は、次回の授業までに講師から何度かフィードバックを受ける予定です。また、同時に「LP制作アドバイス講座」も行い、より精度を高めます。


情報設計とは、「多くの情報を、わかりやすく整理・提示する方法や考え方」です。
Webデザイナーには、情報を“伝わる形”にする力が求められます。
講座では、クライアントの想いをしっかり汲み取り、形にできる力を養うことを大切にしています。
次回の講座までに、想いが伝わる構成ができるよう、講師・受講生一同取り組んでまいります。
デジタルハリウッドSTUDIO広島では受講生を募集しています。
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