こんにちは!デジタルハリウッドSTUDIO広島です。
2024年3月にWebデザイナー専攻を卒業された日耶さんからデジハリに入学したきっかけや卒業してからのことについてお話を伺いました。
― まずは自己紹介をお願いします。
日耶です、2023年10月生です。
Webデザイナー専攻を受講し、現在美術館の広報担当として勤務しています。
― 日耶さんの現在の仕事や、そこに至るまでのキャリアの変遷について教えてください。特に、デジハリでWebデザインを学ぶきっかけや、それがどのように現在の仕事に活かされているかを詳しく聞かせてください。
入社後の配置は本社の経理担当でした。
1年くらい経ったころに美術館の立ち上げの事務局に関わらないかというお話があって、立ち上げの業務に携わることになりました。
美術館が開館すると、部署の異動があって人事部の配属となりました。
その頃は中途半端な仕事しかできず、皆が「私をどのポジションに置けばいいのか?」と悩んでいるようでした。人事に配属させるのか、事務的な作業を任せるのか、それとも経理に入れるのか、自分自身が非常に宙ぶらりんな状態だと感じていました。
仕事に対してのモチベーションがすごい低くなっていて、何か…今を変えたい!今の宙ぶらりんな状態をずっと続けるよりかは、勉強して頑張れば選択肢が広がるって思って、退職も視野に入れてデジハリ入学を決めました。
デジハリを卒業して、会社の人にデジハリでWebデザインを学んだと話したところ、美術館の広報の担当者が5月末で退職されるとので、「そのスキルを活かして広報で頑張るのはどうか?」と話を頂き美術館の広報へ配属になりました。
デジハリでWebデザインを学んだことがきっかけで、広報の担当になり、新しいことにチャレンジさせてもらっています。メディアの方の対応や取材対応、さらにはプレスリリースの作成も行っています。プレスリリースの作成はかなり大変で、これまで美術を勉強する機会がなかったため、学芸員さんのアドバイスをいただきながら書いています。
ワークショップも開催しているため、SNSにアップする写真の撮影や、Facebook、Instagram、X(旧Twitter)の更新・運用も担当しています。
また、内製作業も行っており、WordPressを使用してホームページの更新や、美術館内レストランのカフェメニューのデザインなども手がけています。写真撮影や掲載、色使いやバランスなどのデザイン考案において、デジハリで学んだことが活かされていると実感しています。
現在は仕事へのモチベーションが高まり、充実した日々を過ごしています。
― スキルアップを実現し、仕事の幅が広がった日耶さんですが、デジハリ在学中にはたくさんの苦労も。
仕事をしていると19時ぐらいに終わって、そこから学校に行くのに30分~40分ぐらいかかったりするから、結局学校行っても1時間も勉強できなくて…
さらに、10月に入学した翌年の2月には入籍が決まり、結婚と引っ越しが重なるという大変な時期を迎えました。
自分でも、なんで10月に入学したんだろうって、今でも思うんですよ笑。全部落ち着いてから入学すればよかったって。
本当にいつも提出ギリギリで、特に中間課題は絶対間に合わないと思って1度スタッフさんに卒業を伸ばせるか相談しました。「在学期間を伸ばせますか?」と軽い気持ちで聞いたものの、卒業を延ばすって延長料金もかかるじゃないですか?
新生活をスタートさせるとなると、金銭的な負担も大きくなるため、結局は卒業を延ばすことはできないと判断しました。その瞬間、私の中でスイッチが入りました。
パソコンを買わずに入学したのですが、途中で奮発してMacbook買って家でも学習環境を整えて、 slack(テキストでコメントをやりとりするチャットアプリ)とかで、めちゃくちゃ質問したり、 STUDIOに来るときは質問を貯めおいて、まとめて聞いたりして、毎回なんとか提出締切に間に合わせました。
― そんなに一番大変な時期でやめてしまおうとは思わなかったんですか?
中途半端な仕事しかできなくて、宙ぶらりんの自分が嫌で、今を変えたい!と思ってデジハリに入学した気持ちを思い出して、それをモチベーションに頑張りました。
もう中途半端で終わらせたくなかったんです。
― グループワークにも挑戦したと伺いました。グループワークは何をされたのですか?
名刺サイズのカレンダーを制作しました。
たまたまグループワークをするかしなか決める日に仕事で行けなかったので、知らぬ間に走り出してしまって…
私は忙しかったのでグループワークはできないと思っていたので、最初は困惑しましたが、同期の6名も仕事をしながら行っていて、講評会以外ではなかなか集まることが出来なかったのでグループワークを通してコミュニケーションをとることが出来てよかったと思っています。
出来上がったカレンダー見た時に、ゼロから始めてわずか3ヶ月間でカタチにすることができるんだって自信に繋がったことを覚えています。
しかし今思い返すと、このグループワークのデザインを仕上げる時期が勉強を始めて3か月で中間課題の提出と被って一番大変な時で、よく頑張ったなって思います。
― 卒業制作はどんなサイトを制作されたのですか?
卒業制作は美術館立ち上げの事業に携わってた経験もあるので、美術館のある広島西エリアを盛り上げたいという想いがあって、その地域に特化した観光案内のホームページを作りました。
― 卒業制作で大変だったことはありますか?
とにかくコーディングが苦手で、よく理解していないまま期限に追われて課題を提出しての繰り返しだったので、ここで本気で向き合いました。結果、コーディングは向いてないということが分かりました笑。
いざ制作に入ろうとすると、最初のコンセプトを決めるのも大変だったし、企画書やプレゼン資料も、ちゃんと作ったことなかったから、全然分からなくて…。デザインの先生にアドバイス貰って、コンセプトに合わせた色を使って、見やすくしたり、情報を整理したり、ホームページ制作以外でも、気を使わないといけないところがいっぱいあって思った以上に大変でした。
― 無事に卒業を迎えた日耶さん。デジハリに入学してよかったことは?
Webデザイナーになるために学び結果Web業界へ転職できたわけではないけれど、デジハリでの勉強を会社に伝えたことで、今は広報として仕事にやりがいを感じています。デジハリをきっかけに仕事の状況が変わり、自分自身も成長することができたので、とても良かったと思っています。
入学してくる人もいろんな職業を経験されていたり、いろんな夢を持って、自分のキャリアアップや、自分の人生のために学びに来たって方が多く、とても刺激を受けました。
デジハリに入るきっかけは、今の状況を変えたい、自分を変えたいと思っている方が多いかと思います。
そう思ったらとりあえず通ってみる!
一生懸命勉強して、自分が動けば状況が変わると思います!
転職を視野に入れて入学した日耶さんでしたが、Webデザインというスキルを身につけたことでそれを活かせる部署に異動となり、仕事にやりがいを見つけ頑張っています。
今後の活躍が楽しみです!