第39期の卒業制作発表会を開催しました!

毎月、6カ月の学習期間を終えて卒業する受講生の皆さん。その多くは「webデザイナー専攻」という未経験からweb業界への就・転職やスキルアップを目指すコースを受講されます。 受講修了を飾る集大成は、自身が制作したwebサイトをプレゼンする発表会!
今回は昨年8月、10月から受講された10名の皆さんがオリジナルな作品を発表して卒業を迎えられました。今回は広島市内にデザインオフィスを置く永戸修司さん(Brand Planting Studio Kirin)にもゲストでご参加いただきました。

オーガニックで安全、安心をコンセプトにサイトをデザイン

① まる武農園 8月生 Hさん

これから農園経営をスタートさせる「まる武農園」の新規ウェブサイト制作に臨んだHさん。アスパラガスの栽培を中心とした農園の魅力をどう伝えていくか分析から始めました。

コロナ禍で生鮮食品のオンライン購入者は増加しているそうです。オーガニック野菜の需要も高まっていて、今年に入ってからも28%がオンライン購入を経験しています。内部分析で天然水栽培、減農薬、量より質、お手ごろ価格を訴求ポイントにあげました。
トップページでは自身で制作したロゴマークを中心に、アグリをイメージしたイラスト、背景は和紙模様で安心できる暖かさを演出しました。サイト設計はベジタブル(商品)、デリバリー(販売)、コンタクトのページを用意しました。スクロールのタイミングに合わせて出る動きもこだわって微調整しています。デリバリーではCMS化して、クライアントが更新しやすくしています。卒業制作とあわせて制作したクライアントのポートフォリオページも披露しました。

担当トレーナーからは「ロゴが効果的で柔らかい印象が伝わる。」「改めてクオリティの高さを感じる。企画書段階での作りこみがしっかりしていて、わかりやすい。」と講評しました。超実践コース6か月の終了後、ワードプレス講座2か月を学ばれ、卒制サイトを完成させました。

独創的なアクセサリーの世界観をウェブサイトで表現

② NOTYET ノトヤ 褌(Shitabakama) 8月生 Sさん

これまでインスタグラムでを利用していたジュエリーショップの世界観を広げるため、褌(Shitabakama)様から実案件としてウェブサイト制作を卒業制作にしたSさん。6か月の超実践コース終了後、ワードプレス講座を学びながら作品づくりに取り組みました。

褌ブランドの認知、新規顧客の獲得、オンラインショップとの連携が目標です。商品は独創的なものからシンプルなものまでラインアップ。かっこよさ、重厚感、高級感、デザイン性を強調するため、ブラックを基調にフォントでもイメージを演出させました。
アナウンス部分はCMS化して、記事内で簡単に商品購入ボタンを追加できるようにしました。運用しやすいよう、GoogleCalenderAPIとも連携しました。ギャラリーページは動画で世界観を強調しています。コンタクトボタンでは、入力後オーナーが現れるなど遊び心も加えました。

担当トレーナーは「オーナーのセンスの良さをうまく表現出来ている。主役である商品を思う存分アピール出来ていて、きれいに分類もされている。」見た後も余韻の残るサイトが完成しました。

クラブハウスのライブ感を全面に、新たなサイトで情報発信

④ クラブハウス MUGEN 8月生 Dさん

広島のライブハウス「MUGEN」の新規サイト制作に臨んだDさん。6か月の超実践コースを終え、ワードプレス講座を学びながら卒業制作に取り組みました。SNSの発信だけで、チケット予約方法が決まっていないことや、料金やイベント情報がわかりにくいなど課題を明らかにしました。ホームページ作成や公式ライン一括管理など解決策を明確に設定して制作に入りました。

イベント情報は学んだばかりのワードプレスの実装で運用を可能にします。他のクラブサイトを参考に、使用カラーやフォントを決めて、デザインのガイドラインとしました。サイトのトップにはライブなどの動画を置きました。メニュー、レンタル、リクルート、チケットとカテゴリーごとにページ整理し、どんなクラブハウスなのかわかりやすいサイト設計としました。イベント情報はCMS化し、開催予定が近い順から動的に表示されるようにしています。

さらに実案件で取り組んだ「HotStoneSpaSurYOGA」のサイトも披露。写真撮影やデザイン、コーディングに取り組みました。「卒業制作よりも大変だった」とDさん。実案件でデザイナー担当者との打ち合わせを重ねたそうです。担当トレーナーから「企画段階でサイトのポイントが明確になっていた。シンプルかつ必要最小限の情報をまとめている。ヨガではデザインの打ち合わせなど、実案件ならではの苦労もあったのでは。引き出しや経験知がついたはず」と評価。大学に通いながらWebデザインを学び、実案件も抱えるというハードな毎日でした。これから就職活動も本格化。頑張ってください。

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