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WEB業界で未経験から働くうえでの基礎知識。広島編。

2022-03-26

即戦力コース特別ライブ授業第2弾を開催しました!

即戦力コースでは、WEBデザイナー専攻コースに加えて、卒業後のキャリアについて身に着けておきたい特別カリキュラム を提供しています。就転職に向けて基礎知識をデジハリトレーナーや、人材派遣会社、Web制作会社など外部講師を招いて伝授します。 第2回目は「Web業界の動向をきく~Web業界で未経験から働くうえでの基礎知識~」をテーマに、株式会社フェローズ広島支社(広島市中区基町)の西岡択真さんをゲスト講師に迎え、就職先によっての仕事内容や広島のWeb業界情報などについて解説していただきました。

西岡択真(にしおか たくま 株式会社フェローズ広島支社) 広島大学卒業後、㈱フェローズに入社。広島市内を中心に、企業の採用活動・クリエイターの就職活動を支援。Web・グラフィック・映像の制作会社、広告会社、事業会社など幅広くかかわり、広島のクリエイティブ業界発展のために奔走中。

㈱フェローズについて 「クリエイターズ エージェント」という事業コンセプトのもと、クリエイターを求める企業と、熱くなれる仕事を求めるクリエイターのマッチングビジネスを展開している、クリエイター専門のマネジメント会社。映像、Web、グラフィック、ゲームなどすべてのジャンルで活躍する4万1000名以上のクリエイターの特性や志望を理解し、3500社以上のクライアントニーズのなかからクリエイターのニーズに最適な場所を紹介しています。

制作会社、広告会社の垣根は徐々になくなってきている

Web業界での就職は、以下のような就職する会社によって、下記のような区別が出来ます。
①「制作会社」・・・Web制作、UI/UX制作、広告制作、アプリ制作
②「広告代理店」・・・総合広告代理店、ネット広告代理店、ハウスエージェンシー
③「事業会社」・・・メーカーや小売系、プラットフォーム系
④「コンサル会社」・・・Webでの運用などを担当

どんな職種があるのか?

Webデザイナー、コーダー、Web更新、SNS運用、フロントエンジニア、バックエンドエンジニア、Webディレクター、Webマーケターなど。 会社に入社すると、社歴やスキルの上昇に応じて、Webデザイナーから制作ディレクターやアートディレクターにポジションが変わるなどさまざまな階層があります。

会社の規模で任される仕事は違う??

制作会社に就職する場合、小規模の会社では、ディレクション、デザイン、コーディング、運用などいくつかの業務を兼務することもあります。一方、規模の大きな会社では分業制が進んでいる場合が多いようです。

制作会社に就職した場合、規模に応じてさまざまな案件に携われる、技術の汎用性が高まる、社内チームで切磋琢磨できるといったメリットがあります。反対に、広告会社から受注した案件など納期に追われるといった厳しい面もあるようです。

広告会社に就職した場合、取引先へのヒアリングや市場調査、競合分析、企画設計までを担い、デザインや設計を制作会社に外注することもあります。ディレクターやデザイナーの業務領域までをカバーするケースもあります。コーディングやシステム部門は外注に出すといった仕事の流れも多くみられます。広告会社では、Webだけを扱わず、他の広告媒体とのクロスメディア展開を扱うケースも増えています。

事業会社に就職した場合、取引先はグループ会社の場合が多くなります。ヒアリングからプロモーションまでを受け持つことが多く、業務内容はWebやSNSの更新、運用、またパンフレットやチラシ、動画コンテンツなど自社系列の制作物がメインとなります。大規模企業の系列では外注先と連携をとることも増えてきます。そのため進行管理をするためのコミュニケーション力や企画力、マーケティング知識を必要とされるケースも出てきます。残業が少なめだったり、企業の成長に長期的に関われるといった特徴もあるようです。





広島のウェブ制作会社は小規模が多いのが特徴。

実際に地元での就職を考えるため、広島のWeb業界の特徴を調べてみました。ウェブ制作会社の従業員規模は5-10名前後、どちらかというと5名程度の規模が多いようです。コーディングは外部パートナーに委託することも多いようです。現在の発注案件はワードプレスをはじめ、CMSに関わる案件が多いようです。また、以前はグラフィック制作をメインとしていた会社もウェブ、動画に力を入れ始めています。

肝心な求人ですが、現在、定期採用をおこなっている制作会社、広告会社はごく少数となっています。一方、事業会社での内製化ニーズは増えてきており、社内デザイナーの育成やSNS運用などの求人も出ています。Web業界の業績はコロナ禍の影響はほとんどみられませんが、就職活動は採用があるかどうかのタイミングに左右される場合が多いのが特徴です。

実際にウェブ制作会社に聞いてみました。就職を前にアドバイス!

①エディターはVisual Studio Codeをメインに使っている。
②Adobe XDをメインに使っているが、Figmaを勉強しても無駄にはならない。
③WordPress、Shopify、EC-CUBE、Movable Type などCMS案件がメイン。企業によって得意とするCMSが異なる。
⑤ポートフォリオはあったほうがいいが、企業の担当者は「どれだけ興味をもって、どこまでこだわって制作しているか」を見ている。完成度が高いものが一つある方がいい。制作にかかった時間、デザインの意図を明確にアピールできるように。
⑥就職活動では、Webにどれだけ興味、意欲を持っているか、成長できそうか、伸びしろはあるかが勝負。
⑦Webデザイン、コーディングだけでなく、それ以外の得意分野(スキル)を持っておこう。
⑧OJTや教えてもらえる環境が整っている会社はほとんどない。自身で学んで成長していく気持ちが必要。


デジハリで基本的なスキルを身に着けて、自分の将来を考えてみよう。

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