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第38回卒業制作会を開催しました!

2022-03-15

第38期の卒業制作発表会を開催しました!

毎月、6カ月の学習期間を終えて卒業する受講生の皆さん。その多くは「Webデザイナー専攻」という未経験からWeb業界への就・転職やスキルアップを目指すコースを受講されます。受講修了を飾る集大成は、自身が制作したWebサイトをプレゼンする発表会!今回は昨年8月、9月から受講された3名の皆さんがオリジナルな作品を発表して卒業を迎えられました。

「こちら編集局です」サイトで未読者へファンづくり

新聞社勤務のHさんは4年前にスタートした「こちら編集局です」コーナーのサイト制作に取り組みました。読者の関心事や困りごとを取り上げる人気のコーナーですが、新聞未読者層にも「知ってもらいたい」「参加してもらいたい」が制作コンセプトです。若い世代への認知は低いものの、実際に聞いてみると記事内容には関心もあり、良い反応も返ってきます。全国の地方紙でも読者の関心事を取り上げるコーナー、サイトを持っていて、競合分析や参考サイトに役立てました。情報設計では「過去の記事」「よくある質問」「疑問や依頼への窓口」の紹介とともに「調査依頼」のページを設けました。  サイト全体に動きを持たせるため、ローディング画面からスタートします。ミニチュア人形を背景にして、「こちら編集局です」のロゴを基調としたデザインにしました。トレーナーからのアドバイスで、いろいろな表情の人形をレイアウトしました。どのようなブラウザの幅でもレイアウトが崩れないように、苦戦しながらも画像や文字を配置し、揺れる風船を配置するなど工夫を凝らしました。「よくある質問」ではQを押すとアコーディオンでAが出るように、また風船をメニューごとに配置することで、トップ画面からのつながりを持たせるなど利用者目線で使いやすさにも配慮したサイトが完成しました。 担当トレーナーからは「ローディングがあって、アニメーションがあって、きちんとレスポンシブにも対応している。風船が大事なアクセントで、硬い内容を扱うサイトながらフレンドリーな雰囲気となっている。最初にやりたいことや完成イメージが出来上がっていて、質問しながら一つずつ完成させる能力が高かった」「ミニチュア人形が全体の世界観を作っている。ポップなフォントは使い方が難しいけど、動きやレスポンシブにも配慮して、うまく仕上がっている」など講評が寄せられました。

マンガ、インスタなどコンテンツ工夫で若い世代に届くサイト

8月生のHさんとともに新聞社のプロジェクトチームで取り組んでいるLさん。若い世代へのアピールは共通の課題です。若い新規読者の獲得を目指した「U35(35歳以下)若い世代に届く新聞のカタチ」をコンセプトに卒業制作に取り組みました。SNS世代にとって新聞購読はハードルが高く、デザインやコンテンツに惹かれる傾向があると分析します。25-35歳の社会人を中心に大学受験、就職を控えた学生をペルソナ世代に設定しました。スキルアップへの意欲があり、社会への関心が高まる世代にローカルメディアとして定着することを目指します。 サイト制作はすでに新聞記事になった新聞仕様からのウェブ最適化を目指します。ロゴは鮮やかな黄色でフレッシュさを強調。サイトのトーンは黄色と白、差し色に青緑を入れています。スクロールに応じて黄色い棒が浮かび上がることで目線の誘導を図り、記事はスライドショーで見せるなどサイトの特長を出しています。トップ画面は記事紙面と同じロゴ「U35始めます」を配置。イラストなどを配置しようか迷いましたが、レスポンシブでの見易さを考慮し、シンプルに仕上げました。インスタ用の画像も多く配置することで賑やかさが演出できました。新聞記事をインスタ4枚で紹介するなど若い世代にわかりやすさをアピールしたコーナーも用意。記事を書く担当者の顔もわかるよう、3コマ漫画で紹介するなどデザインとビジュアルでペルソナへの融和を図りました。レスポンシブ対応ではこれらのインスタや漫画が縦スクロールに配置するなど工夫しています。 担当トレーナーは「色味が見やすく工夫してあり、しっかり作りこんである。きれいなレイアウトなので、これからもっと情報を増やしていけば良くなっていくサイト」と講評。これからの運用が楽しみなサイトが完成しました。

カフェの世界観溢れるポートフォリオサイト

小さいころから絵を描くのが大好きなAさん。自分のお店を持つことが夢でした。大人になって、自分の大好きな「コーヒー」「お菓子」「おしゃべり」が楽しめるカフェを10年前に尾道市で始めました。コロナ感染前はインスタやフェイスブックを見たお客様がたくさん来てくれていたといいます。感染拡大で尾道への観光客も減少したことがきっかけとなり、当時より更にクリエイティブな生活を目指して、デジハリ広島の受講を決めました。「わたしのホームページを作ろう」と思い立ったのは、これから自営業を始めたい人の夢を聞き、それを叶えるためのお手伝いが出来るサイトを作ろうと決めたことがきっかけです。自分の歩みを振り返り、ターゲットに語りかけ、寄り添うコンテンツを設定しました。外部分析では競合も多いことから、カフェや個人商店を予定している人にターゲットを絞り込むことで、サイトのコンセプトを明確にすることが出来ました。10年間、自分のカフェで催したイベントやワークショップ、得意なイラストなどのコンテンツを盛り込めるようサイト制作に入りました。 トップページでは「こんなことできたらいいな」のメッセージとともに、挿絵を自分で描いて世界観を出しました。「私のねがい」「私の歩み」を紹介してお客様の声を聞きます。サブメニューにもイラストを添えるなどカフェ風の統一感を出しました。フッターはロゴとともに住所表記も分かりやすく配慮しています。制作前は「デバイスによってレイアウトは自動で拡大したり縮小したりするもの」と思っていたAさんでしたが、レスポンシブ対応ではコーディングにも果敢に挑戦。様々な工夫をトレーナーとともに考えながら完成させました。担当トレーナーからは「尾道からオンラインを中心に受講してもらったけど、距離を感じることなくやり取り出来ました。常に新しいことへ取り組む姿勢が感じられる、意欲的なサイトになりました。イラストが描けることは大きな強みです」「イラストとテキストの配置バランスがよくコンセプトがよくわかる。大事なことも丁寧に説明してありユーザーからも信頼できるサイト」と講評しました。まるで上質な絵本を読み進めるようなサイトが完成しました。

半年学んだら、どんなスキルが身に付く?卒業制作発表会に参加しませんか?

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また、デジハリ広島では、毎月卒業制作発表会を開催しています。半年間でどれくらいスキルがつくか知りたい!と思われる方は、ぜひご参加くださいませ!オンラインでも参加いただけます。

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