桜の開花の便りが届き、お花見日和なこの頃、皆さまいかがお過ごしですか?
この季節は入学ご検討される人が増え、 「Web・クリエイティブ業界はどんな会社があるの?」「Webデザイナーはどんな仕事をするの?」という質問をよく受けます。
ということで......「STUDIO福岡の卒業生が働く! オフィス訪問&インタビュー」という新たな企画/シリーズをはじめたいと思います!
第1弾は「Web デザイナー専攻」卒業生の芦刈さんと原口さんがいる 福岡のWeb制作会社『シンス株式会社/アイドットデザイン』さん。会社/オフィス紹介や卒業生インタビューだけでなく、代表の越水さんにも卒業生の働きぶりはどうなのか......? なんかも聞いてきましたよ。
はじめに「シンス株式会社/アイドットデザイン」さんのご紹介!
シンス株式会社/アイドットデザインさん(以下アイドットデザイン/※1)は、福岡・大濠公園すぐそばの、緑が見渡せるオフィスでホームページ制作を提供されるWeb制作会社。
ホームページ制作やショッピングサイト制作、SEO・Web マーケティングを通して、同じ福岡の街で頑張る中小企業や事業者の皆さまのお役に立ちたい!そんな想いで日々制作に向き合われています。制作実績は「障害年金相談センターふくおか」「アズサ・ウェブ・マーケティング」「またいちの塩」など多数。
(※1)アイドットデザインはシンス株式会社が運営するホームページ事業
■ 経営理念は「ものづくりの楽しさを通じて笑顔溢れるコミュニケーションを創造する」。毎朝スタッフ全員で唱和するのだとか。
■ オフィス南側は全面ガラス窓で、目の前には大濠公園が! 日当たりが良く電気をつけなくても、とても明るい空間でした。
■ ゆとりのあるスペースで効率的に作業が進められる環境。PC作業がしやすいようにデュアルディスプレイ環境に。
■ デザインからコーディング、マーケティングなど、幅広い技術書! 欲しい本は会社負担で購入しているそう。
それでは、卒業生にインタビュー!
今回ご紹介するのは「Webデザイナー専攻」2014年3月生卒の芦刈 光彦さん。趣味は登山/トレッキング、JAZZベーシスト、前職はライブハウス/バーのスタッフ。当時、音楽イベントのフライヤーを作るうちにクリエイティブに興味を持ち、Webデザイナーとして転職するために入学されています。
そんな芦刈さんに卒業後から入社までの流れ、仕事内容などを聞いてみました!
- アイドットデザインに入社したきっかけ?
デジタルハリウッドSTUDIO福岡卒業後、4ヶ月間はライブハウス/バーに勤務しながら、転職活動をしていたそう。そんな中、スマホアプリのUI(ユーザーインターフェイス)デザインの短期バイトをする機会があり、その勤務先の隣のオフィスがなんと!彼の恩師(当STUDIO講師)のオフィスであることが判明。
仕事終わりに、恩師のオフィスを訪問。その際に近況報告や転職活動中であることを話ていると、恩師がその内容(芦刈さんが仕事を探していること)をツイート。そのつぶやきを見たアイドットデザイン代表の越水さんより、芦刈さんにコンタクトがあり、次の日からアシスタントで働く流れに......。
さらに! アイドットデザインには同期の原口さん(現在は当STUDIOトレーナーで、以前卒業生インタビューも行っています)が半年前から働いている会社! つながりや偶然が重なって、入社していることが分かりました。
▼ 原口さんインタビュー記事はこちら
【 卒業生インタビュー vol.1 】卒業生が語る 現在のお仕事とSTUDIO福岡での経験の結びつき
- 仕事内容は?
現在、アイドットデザイン入社して約2年。職種はマークアップエンジニアで、Webサイトのデザインはしない、コーディングを専門に行う仕事をされています(HTML/CSS/JavaScript/JQuery/Wordpress/PHPなどWeb/プログラミング言語を記述する仕事)。
これまでコーポレートサイトからブランディングサイト、採用サイト、LP(ランディングページ)、ECサイトまで、様々なサイト制作に携わっているそうですよ! 後ほど、芦刈さんの制作実績も紹介します。
- 実際に働いてみてどうですか?
「今でこそ慣れてきましたが、はじめの半年はがむしゃらで......かなりしごかれました......。」と少し苦い表情に。 特に 「現場で求められる知識・スキル・スピード」に付いていくのに苦労したそう。
「現場では様々な知識が求められます。例えば、サイトデザインを古いソフトを使って作成していたり(Fireworks)、初めて操作するものや最新のソフトだったり(Skech/Adobe XD)と、案件単位で必要なソフト操作スキルが変わることも。」
「さらに、経験不足で作業スピードが遅い中で、それらを調べたり覚えたりする時間も必要になる。想定していたスケジュールが崩れ、その結果(受注した)単価を守れる/利益を出すためスピードが出せなかった」と芦刈さん。
ただ、原口さんのフォローやコードレビュー(コーディング工程での誤りをチェック・修正する検査)、代表の越水さんの指導もあり、 半年が過ぎる頃には、自身の作業スピードや足りないもスキルが分かり、スケジュール精度も上がって、徐々に仕事も任せられように。
- 芦刈さんの制作実績/担当した案件をご紹介!
■
りよう室ZANGIRI(ザンギリ)|http://aa-zangiri.net/
担当箇所 :コーディング|HTML/CSS/JavaScript/WordPress
楽しい店舗の雰囲気やお客さまとの距離感を大切にしたいというご要望を受け、スタッフの方による似顔絵イラストなどを交えて、賑やかかつ親しみのあるサイトになっています
。
■
パン工房フルフル |https://www.full-full.jp/
担当箇所 : コーディング、コンテンツ更新システム実装、ショップ、カートシステム連携|HTML/CSS/JavaScript/WordPress
パンづくりの工程や店頭に並ぶまでの様子が動画で見れ、こだわりのパンの詰め合わせがサイトから注文できます。
- Web・クリエイティブ業界を目指す人へメッセージを!
「もともとアナログな人間で、実はデザイナーとしての転職を目指していました。苦手だったコーディングスキルも必要と考え、マークアップエンジニアとして働いていくうちに、いつの間にかコーディングが好きになっていました(笑) 手掛けたサイトの検索順位が上がったり、売上UPしたという話を聞くと、とても嬉しいし仕事のやりがいを感じます。」と芦刈さん。
現場で求められることを聞いてみると「制作スキルだけでなく、コミュニケーション力も必要になります。それは電話やメール、チャットで使って、分かりやすい言葉や文章を意識すること、制作の進捗状況を共有するタイミングも含まれます。私はこれまでのキャリアで、メールを使うことはなかったので『どんなメール文面にすれば?』『どう伝えれば?』と分からないことが多く、入社当初はクライアントやディレクターと意思疎通が取れないこともあり大変でした。」
「 最後に人脈はとても大切です! 一人だとインプットの幅が狭くなったりしますが、卒業生やIT系勉強会で出会うデザイナーやエンジニアの人たちと接する中で、新しい情報も入手でき、刺激やモチベーションをもらえます。何より私は人とのつながりで、(アイドットデザインで)今仕事しているので!」と締めくくってくれました。
代表の越水さんにもお話を聞いてみました!
- シンス株式会社とアイドットデザインの違いは?
シンス株式会社は2016年設立。それまでアイドットデザインとして事業展開していたが、既存クライアントや制作実績も増えてきたところで法人化したそうです。
「アイドットデザインは、 福岡の中小企業向けの“気取らずに” “親しみやすさ”を全面に出すホームページ制作事業として事業ドメイン設定し、“見てもらえる・伝わりやすい”を大切にしたWebサイトをつくりを行っています。」
「ただ、今後の展開として、 デザインギャラリーサイトで紹介される、Webサイト作りもしていきたい! アイドットデザインでは、そのような尖ったブランドカラーは出せないので、シンス株式会社でデザイン性の高いサイト、リッチなアニメーションサイト等を作っていく考えです。」と越水さん。
- アイドットデザインにおけるワークライフバランスは?
越水さん自身 「家族でご飯を食べれる時間に帰ろう!」をスローガンに仕事をしており、スタッフにも業務時間内でパフォーマンスを出すように働きかけているそう。
「最近子供が生まれたデザイナースタッフもいて、家族の時間を大切にして欲しい。また、 Web・クリエイティブ業界では、最新技術やトレンドなど、情報のキャッチアップが求められるため、そのための時間としてもオフの時間はとても大切。仕事の質や効率のためにも残業が多くなり、(スタッフの)インプットが減るのは絶対に避けたいです......。」
「ただ、時間内でパフォーマンスを出すには、仕事の組み立てや業務改善、そして、何より集中力が求められます。とても大変なことですが、(シンスには)残業するスタッフはいないんですよ。」とのことでした。
- 最後の質問です。卒業生の活躍ぶりはどうでしょう......?
「ばっちりです! むちゃぶりもしますが(笑) 今は、芦刈さんと原口さんに現場を任せることができます! また、本来の仕事/制作以外でも、コンテンツ企画/運営やInstgram/Facebookでの情報発信を、業務時間内に行えています。」
「さらに、 最近では(アイドットデザインの)Youtubeチャンネルで、動画配信を積極的に行ったり、原口さんは(デジタルハリウッドSTUDIO福岡の)動画クリエイター養成講座(※2)も受講していますし! 2人ともとても頼もしいスタッフです。 」と、卒業生2人は現場で大活躍してくれていましたよ!
会社情報
- [会社名] シンス株式会社(アイドットデザインはシンスが運営するホームページ制作事業)
- [代表者] 越水 大輔
- [住 所] 〒810-0074 福岡県福岡市中央区大手門3-4-3 東ビル201
- [TEL] 092-406-8630
- [MAIL] info@idotdesign.net
- [URL] https://idotdesign.net/
- [従業員] 8名(デザイナー2名/マークアップエンジニア3名/アルバイト3名、男性3名/女性5名)
- [営業時間] 平日 9:00 〜 18:00
卒業生の芦刈さん・原口さんが通っていたコースはこちら
デザインの力でビジネスを成長させるクリエイターへ! Webデザイナー専攻/2018年5月26日(土)開講
スタッフ崎元