デジタルハリウッドSTUDIO出島 ブログ

完璧を目指して、動けなくなる ちゃんとやろうとして、止まる話

2026-05-15


デジタルハリウッドSTUDIO出島のトレーナーの荒川です。
今回は、「悩みすぎずに聞いてね」というお話です。


受講生の方を見ていると、課題の作業中に手が止まってしまう方がいます。
特に、デザイン作成の課題ですね。
思ったようにいかなくて、考え込んでしまうのだと思います。
トレーナーはそんなみなさんに「どんな感じですか」とお声かけします。


「中途半端なところで、聞いたら悪いかも」とか、
「今見せるのは恥ずかしい」とか、
「もう少し完璧にしてから」とか、
まだ出せないけど、作業が思うように進まずに、時間だけは過ぎていく。
気持ちはすごくわかります。
せっかく出すなら、ちゃんとしたものを出したいですよね。


でも、受講生の間はトレーナーという先輩にどんどん聞ける環境なんです。
早めに出せば、その分フィードバックがもらえますし、方向修正もできます。
完成してから出すよりも、途中で見てもらった方が、結果的に良くなることも多いんです。
これは、受講生だからこそできる特権でもあります。


一方で、仕事になると少し状況が変わります。
制作の現場は、さまざまな人たちが連携しながら動いています。
デザイナーだけで完結するわけではありません。

例えば、
・ディレクター:クライアントとのやり取りや全体の進行管理
・デザイナー:ビジュアルの設計・制作
・エンジニア:実装やシステム構築
など、それぞれが役割を持って進んでいきます。
そのため、「今どこまで進んでいるのか」を共有することがとても大切になります。


私は以前、制作会社でデザイナーとディレクターを兼任していました。
ディレクターとしては、外部のデザイナーさん(フリーランス)へ制作依頼、デザイン指示、進行管理などを行っていました。
早めに進捗を共有してくれる方もいれば、なかなか連絡が来ない方もいました。
おそらく、「もう少し考えれば、もっと良くなるかもしれない」と悩んでいたのだと思います。
気持ちはとてもわかります。デザインは、時間をかければ良くなる気がするんですよね。
でも、公開日が決まっている案件では、待つことができません。
ギリギリになって「間に合いません」となると、こちらで急いでデザインを巻き取って作業することもありました。
その後にコーディングやシステム導入が控えている場合は、全体のスケジュールにも影響してしまいます。
フリーランスであっても、一人で完結する仕事はほとんどありません。
必ず、クライアントや制作に関わる誰かがいます。
だからこそ、完璧じゃなくても、一度出す。
「今、どんな状況なのか」を共有する。
これは制作において、とても大切なことだと思っています。


もちろん、考えることは大切です。
より良いものを目指すことも、とても良いことです。
でも、考えすぎて止まってしまうのは、少しもったいない。
制作において大切なのは、
「完璧なものを出すこと」ではなく、
「前に進めること」です。
まずは出してみる。
そこから良くしていく。
その積み重ねが、結果的に一番良いものにつながっていきます。


課題が思うように進まなくて、「もう少しできてから・・・」と思う時ほど、実は聞きどきなのかもしれません。
悩みすぎずに、トレーナーにチェックしてもらいましょう。
止まっていた原因や改善点が見えてくると思いますよ。



ライター/Webデザイナー専攻 トレーナー荒川





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