11月22日(金)、「上映しながら映像監督に聞く現場裏側と作品解説」を開催いたしました。
講師として、映像監督である西遼太郎さんにお越しいただきました。
西氏はこれまで短編映画、ミュージックビデオ、CMなど数々の作品を手掛け、さまざまなコンテストや映画祭などで受賞されています。
現在は株式会社FIELD MANAGEMENT EXPANDのCreative部門で、プランナー/ディレクターとして活動されています。
特別セミナーでは、西氏が監督・脚本を行い今年数々の賞を受賞した作品『逆さまの天才』の制作裏側についてお話しいただきました。
『逆さまの天才』は、アジア最大級の広告祭 ADFEST(アジア太平洋広告祭)に出品するために制作されたそうです。
西氏が描いた絵コンテを見せていただいたり、作中で印象的だった逆さ吊りの機械セットは、実は逆さ吊りの健康器具に美術スタッフがダメージ加工やスチール製のチューブを付けるなどして作られたことを伺いました。
その他にもオーディション、衣装発注、ロケハン、編集などなど、作品が完成するまでには多くの工程があることをお話しいただきました。
制作にかかった費用総額はなんと、350万円だったそうです。
費用は会社負担のため、「なんとしても受賞しなければ...!」というプレッシャーがあったそうですが、ADFESTのコンペティション「Fabulous Five」において見事、最優秀賞と観客賞をダブル受賞されました。
他の映画祭にも出品され、国内外9つの映画祭・広告祭でノミネート&5つの部門で受賞されました。
また、シチズン時計株式会社のMade by U25 projectで制作された作品『我が愛しの純喫茶』についてもお話しいただきました。
クライアントに指定されたテーマ<若年層にとっての「腕時計の意味」>に沿って、まずはストーリー案を3つ作成し提出されたそうです。
その3つの案のうち採用されたのが純喫茶で繰り広げられるストーリーでした。
本イベントではなんと、作成された3つのストーリー案すべてをご紹介いただきました。
ここでしか聞くことのできない貴重なお話でした。
他にも、これまで制作された映像作品を多数ご紹介いただきました。
出演者の様子など撮影現場の裏話も聞くことができました。
イベント参加者は西氏の作るストーリーに興味津々で、質問コーナーでは「どうしたらこんなにたくさんのアイデアが思いつくんですか?」や「学生時代はどんな作品を作っていたんですか?」といった質問が寄せられました。
西氏は質問1つ1つに丁寧にお答えくださり、参加者はとても勉強になったようでした。
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