5月20日（土）15時から『映画監督 横尾 初喜 氏 映画「こん、こん。」公開前 特別セミナー』という題で、横尾監督より映画制作に関するお話をお伺いすることができました。
今回のセミナーは、普段、テレビドラマや映画を撮影されている横尾監督が出島に来るということで、参加者の皆さんも楽しみにされていたようです。後半の質疑応答では、みなさんが質問を積極的にされ、映像の生み出し方に関するプロセスや横尾監督のこだわりを惜しげもなくお話しいただきました。
映画制作において、準備、撮影、仕上げ、宣伝、公開までにどれだけの方が関わっているのか、どれだけの時間をかけているのか、そういった部分も含めて、横尾監督が頭の中で何を考えているのか教えていただきました。また、長崎オールロケ2作品目となる、2023年秋全国順次公開予定の映画「こん、こん。」の予告映像や、過去に横尾監督が手掛けたショートムービーを流し、会場からは拍手が沸き起こる場面も見られました。「こん、こん。」の映像の中には見覚えのある風景もありましたが、普段入ることができない長崎空港の裏で撮影できたそうで、横尾監督のこだわりの風景が詰まっていました。
セミナーの後半は、横尾監督から「みなさんと近くでお話ししたい」とご提案していただき、円になっての質疑応答が行われました。複数の作品を同時進行で制作することの難しさや、大村市を活動拠点にしている理由など、参加者全員の質問にお答えしていただきました。
さらに横尾監督が過去に携わった作品の台本を持ってきていただき、貴重な機会に参加者の方からも大変好評でした。台本を実際に手に取りながら、映像のカット数のお話しや、現場の裏話なども聞くことができました。
最後は、東京で制作会社に勤務している片平さんからもご挨拶いただきました。片平さんは学生時代に長崎オールロケ1作品目の「こはく」に携わっていて、本来であればプロデューサーを務めるまで何年も経験を積むらしいのですが、今作の「こん、こん。」では若手ながらプロデューサーに抜擢されたそうです。
今回のセミナーでは横尾監督と参加者の方が近い距離でお話しできる形式のイベントでしたので、STUDIO出島の受講生や一般参加者の皆さんは積極的に質問ができ、とても貴重な時間を過ごされたかと思います。
今後もイベントを企画しておりますので、ご参加お待ちしております。
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