「Webデザイナーに転職したい」と思ったとき、最初に「今の仕事を辞めるべき?」と悩む人も多いのではないでしょうか。

収入がなくなることへの不安や、未経験から本当に転職できるのかという不安もあります。特に30~40代では、生活費や家族のことなど、20代の頃とは違った事情もあります。

Webデザイナーを目指すからといって、最初から会社を辞める必要はありません。今の仕事を続けながら学び、自分に向いているか、どの程度スキルを身につけられるかを確かめてから、転職を考える方法もあります。

「Webデザイナーになりたい=すぐ退職」ではない

会社を辞めれば、Webデザインの勉強に使える時間は増やせます。

一方で、実際に学び始めてみると「思っていたより難しい」「仕事との両立が大変」と感じることもあります。その状態で退職すると、収入がなくなったうえで転職活動を始めることになってしまいます。

そのため、まずは今の仕事を続けながらWebデザインを学んでみるのも一つの方法です。

実際に勉強してみることで、自分がWebデザインを続けられそうか、どのくらいの時間を確保できるかも見えてきます。

STEP1 まずは基礎を学ぶ

最初はWebデザインに必要な基礎知識から学びます。

デザインの基本的な考え方や、Photoshop・Illustratorなどのデザインソフト、HTML・CSSの基礎など、Webサイトがどのように作られているのかを理解していきます。

働きながら学ぶ場合、毎日2~3時間の勉強時間を確保するのは難しいかもしれません。

平日は30分~1時間程度、休日にまとまった時間を取るなど、自分の生活に合わせて学習時間を決めることが大切です。

STEP2 まずは自主制作で作品を作る

基礎を学んだら、実際にWebデザインの作品を作ってみましょう。

この段階で、いきなり実際のクライアントから仕事を受ける必要はありません。

まずは、架空の案件を想定して、自分でWebサイトやバナーなどを制作してみます。

たとえば、次のような作品です。

  • 架空のカフェや美容室のWebサイト
  • 企業のWebサイトを想定したデザイン
  • 広告用のバナー
  • キャンペーンページ(LP)のデザイン

制作しながら、「誰に向けたデザインなのか」「何を伝えたいのか」「なぜこの色やレイアウトにしたのか」などを考えることで、少しずつデザインの考え方が身についていきます。

作品を作ることで、自分の得意なことや苦手なこと、学習の進み具合も分かりやすくなります。

STEP3 作品をポートフォリオにまとめる

自主制作した作品が増えてきたら、ポートフォリオにまとめます。

ポートフォリオとは、自分が制作したWebデザイン作品をまとめて、スキルや制作経験を見てもらうためのものです。

学習中は、実際のクライアントから依頼された作品がなくても問題ありません。架空の案件を想定して制作した自主制作作品をまとめて、ポートフォリオとして見せることができます。

また、作品を並べるだけではなく、「誰に向けて作ったのか」「どんな目的のデザインなのか」「どのような点を意識したのか」「どのソフトを使ったのか」なども説明します。

たとえば「20~30代女性向けのカフェのWebサイトを想定し、写真を大きく使って、店舗の雰囲気が伝わるデザインにした」というように、制作の意図まで伝えることで、自分がどのように考えてデザインしたのかを見てもらうことができます。

STEP4 求人や副業の仕事を調べてみる

ポートフォリオができてきたら、Webデザイナーの求人や副業の案件を調べてみましょう。

求人を見ることは、すぐに転職を決めるということではありません。

どのようなスキルが求められているのか、未経験でも応募できる求人があるのかなどを知ることで、今の自分に足りないスキルも見えてきます。

「このスキルが必要なら、次はこれを勉強しよう」と、今後の学習計画を立てるきっかけにもなります。

ここまで準備してから、実際のクライアントワークや転職活動、副業などに進んでいきます。

30~40代だからこそ、無理のない計画を

30~40代からWebデザインを学び始めると、「今からでも遅くないだろうか」と不安になることもあるでしょう。

しかし、これまでの仕事で身につけてきた経験や知識が、Webデザインの仕事に活かせる場合もあります。

たとえば、営業経験があればクライアントとのやり取り、接客経験があればユーザー目線で考える力など、これまでの仕事で培った経験が役立つことがあります。

だからこそ、年齢だけを理由に急いで仕事を辞めるのではなく、今の生活を維持しながら計画的に準備する方法があります。

平日は少しずつ学習し、休日に作品を制作する。そして、ある程度スキルが身についたところで、転職するのか、副業から始めるのか、今の仕事を続けながらWebデザインの仕事をするのかを考えていきます。

転職するかどうかは、学んでから決めてもいい

「Webデザイナーになりたい」と思ったからといって、すぐに退職届を出す必要はありません。

今の仕事を続けながら基礎を学び、自主制作で作品を作り、ポートフォリオを準備する。そのうえで求人や副業について調べ、自分がどのような働き方をしたいのかを考えることもできます。

30~40代からのキャリアチェンジでは、現在の生活を守りながら少しずつ準備を進めることも、選択肢の一つです。

「Webデザイナーに興味はあるけれど、いきなり会社を辞めるのは不安」という人は、まず今の仕事を続けながら、Webデザインの学習を始めてみるところから考えてみてはいかがでしょうか。

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