デジタルハリウッド

クリエイターズオーディション vol.73

受講生/卒業生による販促ポスターコンペ受賞作品紹介

ABOUT

デジタルハリウッドの学内コンペ

デジタルハリウッドでは全国の受講者と競い合える環境を提供し、課題制作に留まらない実践的な制作案件を「学内コンペ」という形で実施しています。

本コンペはクリエイターズオーディションの参加企業を増やす目的とした販促物の制作となります。受講者の持つ斬新なアイデアを取り入れるため、テーマとイメージのみの共有に留め、自由な発想で制作しています。

コンペの対象は、現役受講生と卒業生。学び始めたばかりの方から卒業間もない方までが、これまでの学びを活かし、実践的なアウトプットに挑戦する機会として取り組んでいます。コンペに応募した作品は、全国の講師トレーナーが定められた評価基準を元に審査をすることで、客観的な第三者評価を得る事になり、自身のレベル感を確認する事にもつながっています。

審査員情報

■ 小山 明(おやま あきら)

タシリンゴ株式会社/クリエイティブディレクター

日本デザインセンターにて、トヨタ自動車、ダイハツ、東芝、JR等の広告を制作。現在、東急株式会社、京王電鉄ほかの広告制作・ブランディングなどを担当。

■ むらかみ よしみ

デザイナー

チームラボ株式会社にてUI/UXデザイナーとして勤務。現在はフリーランスとして、デザインやディレクションなど幅広いプロジェクトに携わる。

■ 林 弘之(はやし ひろゆき)

グラフィックデザイナー

飲食、医療、役所関係など幅広い分野のグラフィックデザイン、Webデザイン業務を中心に活動し、講師業を行う。

制作者へのコンタクト

ポスターコンペティションの制作者へのコンタクトが必要な方は、以下のメールアドレスまでお問い合わせください。
tokyo@dhw.co.jp

OVERVIEW

作品

クリエイターズオーディションの販促物として使用するポスターの作成

テーマ「チェンジ」
クリエイターズオーディションは、クリエイターが卒業制作を企業の方々に紹介し、就職や仕事につながるコミュニケーションを行う場です。これまで培ってきた学びや経験を力に、自分自身の可能性を広げ、クリエイティブの世界へ新たな一歩を踏み出す機会でもあります。卒業制作という集大成を携え、その先にある新たな出会いや未来へ進んでいく――。そんな一人ひとりの変化や成長、挑戦する姿が伝わるようなビジュアル制作を意識していただきました。

クリエイターズオーディションについてはこちらを参照ください。

選考過程

全国から応募された作品を、受講者による人気投票(オーディエンス)と全国講師トレーナーによる二次審査を経て、表彰作品を決定します。
選考では、「デザイン」「伝わりやすさ」の観点を重視し、総合的な評価を行います。その上で、【グランプリ】・【入賞】の作品を選出し、表彰いたします。

PRIZE WINNER

グランプリ

制作者:坂野 亜由美 (STUDIO柏 by LIG)

講師コメント

・小山講師
やっぱり「美しい」というのが、この作品の一番の魅力ですね。ポスターとして、まず足を止めてもらえるだけの力があると思います。ツールを使い始めて間もないとは思えないくらい、レイアウトの感覚もとてもいいです。この感性を大事にしながら、細部まで詰めていってほしいですね。

・むらかみ講師
とにかく色が綺麗で、自然と目がいく作品だと思いました。特に英語のコピーを装飾のように見せているアイデアが面白いですね。縦に伸びるラインも、この作品の雰囲気にすごく合っています。テキスト周りを少し整理すると、さらに素敵になると思います。

・林講師
一目見た瞬間に「綺麗だな」と思いました。背景と羽の明るさの差が効いていて、そこに鮮やかな色が広がっていくのがとても美しいです。純粋に“絵の力”を感じる、目を惹く作品だと思います。羽の伸びやかさをさらに生かしていくと、もっと良くなりそうですね。

特別賞

制作者:太田 佳介 (STUDIO福岡)

講師コメント

・小山講師
優しくて柔らかな世界観が、他の作品にはない「特別な存在」になっていますね。自分の「好き」を軸にしているからこそ、これだけ個性的な表現につながっているのだと思います。タイポグラフィーも非常に上手で、書体の使い分けや文字の組み方まで丁寧に考えられています。独創的なアイデアと緻密なデザインが合わさった、特別賞にふさわしい作品だと思います。

・むらかみ講師
可愛らしいビジュアルはもちろんですが、情報のレイアウトがとても上手だと思いました。文字の大きさや配置にメリハリがあって、いつ・どこで・何が行われるのかが自然と目に入ってきます。下部まで視線が綺麗に流れていく構成もしっかり考えられていますね。情報量がありながら、きちんと整理されているところがとても素敵です。

・林講師
ファンタジーな世界観と可愛らしいイラストが、とても印象的な作品ですね。特に色彩のまとめ方が上手で、赤をアクセントにしながらも世界観を崩さず、一枚の絵として綺麗にまとまっています。「マッチ売りの少女」をモチーフにしたストーリーも素敵なので、そのコンセプトがひと目で伝わるようになると、さらに良くなると思います。

入賞

制作者:田中 里依(大阪本校)

講師コメント

・小山講師
透明感のあるイラストがとても美しく、目線の先に広がる可能性を感じる作品ですね。一枚のビジュアルから、これまでとこれからのストーリーが想像できるのも素晴らしいです。文字を単なるグラフィックではなく、意味まで捉えてデザインしているところにも感心しました。今回の制作をきっかけに、この感覚をさらに伸ばしていってほしいと思います。

・むらかみ講師
色使いが本当に綺麗で、特に視線の流れがとてもよく考えられていますね。「変わる」のピンクがアクセントになっていて、今回のテーマもしっかり伝わってきます。そこから自然にイベント情報へ目線が流れていく構成も、とても素敵です。下部の情報量や余白を整えると、さらにバランスよく仕上がると思います。

・林講師
女性のイラストがとても爽やかで、抜け感のあるレイアウトが気持ちいいですね。ビジュアルとして、とても目を惹く素敵な作品だと思います。背景の文字情報をもう少し整理して、ビジュアルだけで見せる力を高めていくと、ここからさらに一歩、二歩と良くなる可能性を感じます。

制作者:髙橋 すぎな(STUDIO新宿)

講師コメント

・小山講師
タイポグラフィーがとても印象的で、映画のポスターのような強さを感じました。ポスターは実際に触れる“モノ”だからこそ、もっと身体感覚のある表現に挑戦しても面白いですね。風や動きまで感じられるようになると、一歩踏み出す瞬間がさらに強く伝わると思います。短期間でここまで表現できているのも素晴らしいので、ぜひこのまま学び続けてほしいです。

・むらかみ講師
コンクリートの向こう側に広がる奥行きや、グラデーションの色使いがとても綺麗ですね。立ち止まっている人物に少し動きが加わると、「今まさに踏み出そうとしている」瞬間がより伝わりそうです。左右のグラデーションにも少し変化をつけることで、全体がより一枚の絵としてまとまって見えると思います。

・林講師
一歩踏み出すときの不安を、コンクリートのビジュアルで表現しているのが印象的ですね。人物を中心に据えた強いレイアウトから、覚悟や勇気もしっかり伝わってきます。言葉が多くなくても、何を伝えたいのかが自然と感じられる作品です。左右の文字配置を整理すると、さらに視線の流れが綺麗になると思います。

制作者:渡辺 明子(STUDIO福岡)

講師コメント

・小山講師
他の作品にはない、とても個性的な表現だと思います。シルクスクリーンのような2色刷りの雰囲気も、この作品ならではの魅力ですね。実際に紙を切って貼るなど、よりフィジカルなコラージュに挑戦しても面白いと思います。アイデアも表現力もあるので、この世界観をさらに深めていってほしいですね。

・むらかみ講師
登場人物それぞれの視線が違う方向を向いている構図が、とても面白いと思いました。人物にリアリティがあるからこそ、「この人は何を見ているんだろう」と自然と目線の先が気になります。画面の中を視線が動いていく感覚があって、見ていてワクワクしますね。アクセントになる色が少し入ると、さらに印象的になりそうです。

・林講師
実写を使った表現がとても印象的で、身近な仲間のようなリアリティがありますね。クリエイターズオーディションがどんな場所なのか、親しみやすく伝わってくる作品です。2色でまとめた構成も面白いので、少しだけアクセントカラーを加えると、さらに色彩に広がりが出て、見応えのあるポスターになると思います。