カメラワークとは

「カメラワーク」とは、3DCGソフトや映像加工ソフトで仮想のカメラを設置し、構図や画角を決定する工程を指します。映像撮影におけるカメラワークと意味は同じです。
最終的な画作りをするためのものなので、従来の撮影方法も参考にすることもできますし、実際の撮影ではできない様な自由な動きを設計することもできます。最終的に視聴者にどのような視点でみてもらうかを考えての作業になり、基本的には絵コンテに沿った演出をしつつ重要なカットを作り出していきます。
「寄りは心情、引きは状況」であるため、制作者=監督や演出家が何を伝えたいのかを考慮してレイアウトやカメラワークを行わなければなりません。

実写映像とCG

実写映像ではカメラの位置や向き、使用しているレンズやズーム倍率によって写りが決まります。CGの場合も実写と同じく視点の位置と向き、視野角やズーム倍率によって写りが決まります。
CGでは自由な設計ができる反面、場合によっては不自然で視聴者に伝わりにくい映像になってしまうという注意点があります。そのため、実写撮影の映画などを見て勉強をする必要があります。映画など映像業界の歴史は深く、これまでの作品の中には一定の決まったパターンなどが存在します。視聴者も長らくそれを観てきているので、完全にパターンを無視してしまうと不自然でわかりにくいものになる可能性があります。そのため優れた作品などを参考に同じ様に作ってみるということも大切です。
しかし、ドローンで撮影したかの様な空撮の表現、クレーンを使って上下しながらの寄りや引きの表現、レールの上を滑らかに動いているような表現などは、CGの自由なカメラワークだからこそ操作がしやすくなります。

カメラワークのテクニックの例

  • 手ブレをとり入れる
    実際のカメラ撮影では、手ブレが入っていることがあります。このような手ブレを入れることで映画の様なリアリティのある表現ができます。
  • 別カメラにする
    背景とキャラクターを別カメラにし、背景にはワイドを使用して広い空間を演出すると、キャラクターに合わせて背景がずれるということも無くなります。また、キャラクターのアップには、カメラを望遠にすることで端が膨張することが防げます。
  • グリッドを使う
    グリッドを使用すると空間をうまく利用でき、バランスの良いものになります。通常のカメラ撮影と同じように黄金比を使用したファイグリッドなどの三分割法やフィボナッチスパイラルなどを意識することでより美しい構図になります。

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