デジタルハリウッドSTUDIO山口 ブログ

【スタッフブログ】
#32『素敵なポートレートの撮り方』

2022-07-14

「素敵なポートレートの撮り方」



こんにちはネット動画クリエイター専攻トレーナーの谷康弘です。


今回はポートレート撮影をテーマに僕なりの撮り方や技術的な面でお話ししようと思います。

webサイト制作でも人物写真は欠かせないイメージ素材となりますのでぜひ参考にしてみてください。



今回この記事を書くにあたり、ポートレートモデルをやってくれたのはwebデザイナー専攻修了生の滝澤英理子さんです!引き受けていただき本当にありがとうございました!







ポイント①|相手をノセて、ノセて、ノセるべし!



まず最初のポイントからふざけてるかと思われますが、実はこれは本当に大事なことなんです。


撮影では自分も緊張してると同様にもちろんモデルさんも緊張しているので、まずはカメラマンの自分から恥ずかしがらずにお相手をエスコートしていきましょう。

時間に余裕がある場合は、まず写真を撮るよりも相手と話して場を和らげるのがよいと思います。


ポイントは、


「とにかく褒めまくるべし!!」


褒められて嫌な人はいませんし、気分も明るくなりそのおかげで一気に距離が近くなったりもします。良いポートレート写真は良い関係性から生み出されるものなのです。


このポイントは小さな子どもを撮影したい場合にも言えて、さらに子ども向けにどう気分をよくしてくれるかを遊びながら見つけて撮影すると良いのではないでしょうか。




ポイント②|光を制する者は写真(動画)を制すべし!




全ての写真、動画撮影に言えることですが光は本当に大事です。

光が良ければ写真や動画はグッと素敵になります。


この写真は夕方の陽が落ちてきた時間帯、光が柔らかくなってきた時に海辺で撮影しているのですが、この日は薄い雲がかかっていて更に光をデュフューズ(和らげる)してくれたので影の出来にくい透明感のある写真になりました。


スタジオや屋内での撮影も同様に、自然光を使う場合もライティングで照明撮影する場合もとにかく光の質にはものすごく気を使います。

光の印象で写真が全然変わるので、撮影する際にはぜひ意識して見てください。




ポイント③ | シチュエーションを演出すべし!



カメラマンは撮影者でありながら場所や衣装を選んだり、その場所でどうモデルさんに表現してもらうかを演出していく演出家の面を持つのが大切です。


撮影にアートディレクターや編集者、スタイリスト、ヘアメイクの人がいる場合は撮影だけに集中できますが、そうでない場合はどんなイメージでどこでどういう風に撮るかを決めるのはカメラマンのセンスが試されます。

撮影にも5W1H(いつ、どこで、誰が、なにを、なぜ、どのように)要素はすごく大事な意識になります。ふと、コスプレ撮影を楽しんでいる方などは、このような意識がすごく明確だなと感じます。


この写真は長門市の千畳敷の展望スペースで撮影しましたが、双眼鏡の台に乗ってもらって何枚か撮影したカットで、ファッション雑誌のカットのような雰囲気をイメージしました。




ポイント④|カメラ・レンズはイメージを生むデバイスなり!



今回は滝澤さんのテイストに合わせて写真でナチュラルな美しいイメージを作ろうとプラン立し撮影をおこないましたが、まず影を作らない柔らかい写真にするためにカメラのコントラスト設定を低くし、近距離カットなら50〜70mmの間で絞りはF5.6以下で撮影しています。これによりレンズの描写が柔らかくなり、現場の薄曇りの微光と重なって美しい雰囲気となりました。



またサブカメラでキャッチーでゆるい描写効果をねらうためフィルムカメラの「写ルンです」を使ってみました。ちなみに、逆光の状況なのでフラッシュを使い撮影しています。


最近ではスマホでもデフォルトでカメラアプリ内に”ポートレートモード”というボケ感が出る機能がありますし、フィルム調にフィルターをかけるアプリがたくさんあるのでそれで撮影するのがよいかもしれませんね。


カメラやレンズによって撮れる写真が違うので、そのシュチュエーションや効果をねらって機材や設定を選択するというのは仕上がりのイメージにもの凄く影響を与えます。




ポイント⑤|RAW現像、レタッチで全てのイメージが決まるべし!



撮影と同じくらい編集作業は重要です。

最終的な写真の雰囲気や見た人に与えるイメージを決める作業になります。


RAW現像に関してはデジハリのカリキュラムでは触れてはいませんが、RAWデータという未加工、未圧縮のデータを使い自分自身で好きな色味に作っていくのがRAW現像です。


全然やり方わからない!!という方はプリセットを使ってワンクリックでおしゃれなテイストに仕上げることが出来ちゃいますよ。またフリーのプラグインも世界各国から提供しているサイトもあります。(使用はセキュリティ関連に要注意)


●Adobe Lightroomプリセット

https://www.adobe.com/jp/products/photoshop-lightroom/lightroom-presets.html




基本僕はRAWで撮影したデータをAdobe Lightroom classicで現像していき写真の明るさや色味を8割ぐらいまで仕上げてからPhotoshopのレタッチに入るのですが、レタッチ作業では主に明るさの微調整、トリミング、余分なものの消去、写真のデータサイズ変更、各拡張子書き出しがメインワークとなります。


ポートレート写真の場合、肌感、シミやシワ、髪の毛のバラつきを消したりする作業が中心になったりしますが、これはテクニックや経験がものをいう作業なのでこの話はいずれまたどこかで。





さいごに



現在では、誰でも綺麗な写真や動画が撮れて、編集や制作が難しくない時代になりました。デジタルカメラが普及して写真や動画を始めた人も少なくないでしょう。そしてそれから仕事や作品にしていった人もきっと多くいらっしゃると思います。


そんな便利な状況を味方につけ、どんどん自分なりのスタイルやテクニックを見つけて写真や動画を撮ってみてください!





#スキルアップで働き方の視野を広げる!


Webデザイナー専攻
期間:6ヶ月 金額:495,000円 税込(450,000円 税抜)
 

Webデザイナー専攻 転職強化パック 
資格もとれるお得なプラン!
入校時から転職を考えている方にオススメです。
期間:6ヶ月 金額:495,000円 税込(450,000円 税抜)

まずは説明会にお越しください!

説明会は、平日・土日ともに10時~20時まで開催しています。
お忙しい社会人の方、主婦ママの皆さまにもお気軽にお越しいただけると嬉しいです。







STUDIO山口では【無料体験入学会】を定期開催しております。学習環境を実際使用してみることで、オンライン学習の進め方やトレーナーへの質問方法など細部までご確認いただける機会を用意しています。

 

STUDIO山口では 「Zoom」 と呼ばれるPC・スマートフォンでご利用可能な無料のアプリを使用して説明会を行っています。ビデオ通話でも背景は変更が可能ですので、どこにいても安心してご参加いただけます。

 

その他のSTUDIO山口のブログ

BLOGS