【卒業生インタビュー 11】新人研修として送り込まれたデジハリで習得できたもの｜STUDIO山口

2019年12月からWebデザイナー専攻グラフィックデザイン経験者プラン(6ヶ月)とPHP、Wordpress講座の合計10ヶ月のカリキュラムをスタートさせ、2020年7月に修了された松富成美さん。松富さんは現在、株式会社スイッチボックスにて、イベント制作や運営、それに携わるデザイン業務に従事されており、メインでWEB制作も担当されています。

今の会社に入社した経緯をお聞かせください。

私は新卒での入社です。就職活動は、実は福岡で考えていたんです。実際に活動もしていました。山口生まれ、山口育ちなので都会に出たいと思ってたんです。でもそのうち山口の良さに改めて気づき、山口で働こうと思いました。山口でデザインに関わる会社を探しましたがとても少なくてなかなか見つけることができませんでした。ある日、偶然バイト先の先輩に今の会社を教えてもらい、一かバチか電話してみたら面接の機会をいただけて。あれよあれよという間に採用となりました。

未経験からのスタートだったのでしょうか？

はい。大学では文化創造学科という学科に属していました。地域の問題をデザインで解決していこう、というテーマがありました。その中で、制作も行ってきましたがイラストレーターやフォトショップにほとんど触れていなくて、どちらかというと絵の具やクレヨンで絵を描いていました。なので、実際に会社に入って、え？これも知らないの？って言われることは多かったですね。

入学のきっかけ

STUDIO山口に通うきっかけを教えてください。

入社して、デザインスキルを習得する必要があったということだと思います。今の時代、プロジェクトや自社のWebサイトを作って欲しいという依頼が多いのですが、社員が３人しかいないのでなかなか手が回らない現状がありました。そこで私の入社を機にHP制作に踏み切り、デジハリに通わせていただけることになりました。大学時代もWebに関しては何もしてこなかったので、私自身、早くWebスキルを習得して会社に貢献したい！という気持ちが強くありました。

学習しながら働くというのはとても大変だったのではないでしょうか。

新入社員ということで、卒業前からSTUDIOに通わさせてもらいました。学習をスタートした時期には、すでに会社でWeb案件を受注している状況だったので、学習しながら制作しなければなりませんでした。学びながら、作っていくことが求められたんですよね。だからもうやるしかないっ！という気持ちでしたね。スパルタですね。ただ、実務案件もSTUDIOにいるトレーナーにいろいろと相談することができるんですよ。企業研修というと、オンラインでも決められたことしか教えてもらえないというイメージだったのですが、STUDIO山口は全く違いました。一人ひとりの背景や課題に応じて臨機応変に対応してくれる、そんな仕組みも私にはとても合っていたように思います！

Web担当者になるまでの道のり

学習はスムーズに進みましたか。

絵を描くことも好きだったので、グラフィックデザインに関しては問題なくこなせたのですが、コーディングパートに入った途端、なんじゃこりゃ...と、絶望を感じました。Webページがコードで組まれていること自体知らなかったんですよ。もはや苦手意識しかなかったですね。数学や英語が本当に苦手だったので‥始めた瞬間に無理だと思いました。

立ちはだかったコーディングの壁をどうやって乗り越えたのですか？

トレーナーに「本当に無理です、できません」と相談したことがあって。でも「大丈夫！このカリキュラムを一つづずつ進めて行けばわかるようになる、大丈夫だよ。とりあえずやってみること」と言われて、もはや、わからないながらも続けていくことしかできなかった。すると、おっ、なんだか理解できているな、と少しづつ自分でも成長がわかるくらい理解が追いつくようになって行ったんです。途中に、自分が映画のハッカーみたいと思えてきて笑！なんか自分かっこいい！楽しいなと思えるようになったんですよ。面白いですよね。そこから苦手意識は消えて、だいぶ理解が早くなってきた。学習もスムーズになっていたような気がします。

あと、トレーナーさんがすぐ近くに聞ける距離にいるということで安心できました。不安なままやってるんだけどあってるよ、と言ってくれる。大丈夫なんだという安心感で続けることができた。信じることは大切だと思いました。すぐ質問できる距離にいるというのが大きくて、不安に感じていてもその場で不安を解消することができました。

卒業制作について教えてください。

自社サイトをリニューアルしました。前の担当者が自社サイトを作っていたのですが、全然管理されていない状態だったので、社長からの依頼を受けてリニューアルすることにしました。リクエストとして、『洗練されたかっこいいものをよろしく！』と言われて。少しプレッシャーがありましたね。文字情報を入れずにポートフォリオを意識しました。デザイン会社なので、おしゃれ感がありつつ、スマートでシンプルにいきたいな、と。最初はWordpressを受講していなかったので、前のサイトを切り取って組んだということもありまして、今見返すと、う〜ん、やっぱりやり直したいですね...笑

卒業後、エクステンション講座を追加で受講

修了されてから、追加でWordpressを受講された背景を教えて下さい

お客様にブログ機能やお問い合わせ機能の要望が多かったのですが、制作することができずにおりました。そうした時に、社長から“Wordpressも受講しようか”とご提案をいただきました。社長としてもHP依頼が多かったので、できるだけお客様の要望に答えたかったんだと思います。それでもう一度入学を決めました！

実務案件をこなしながらの学習はいかがでしたか。

Wordpressを受講していた時も案件を2個抱えていたので、本当に学びながら作る→学びながら作るの繰り返しでした。学んだことをすぐ実務案件でやっていくという流れでしたね。どんどんアウトプットしないといけないという追い込まれた状況は私にあっていたんだと思います。割とすぐにできるようになったというか、やらなければいけないという気持ちが大きかったです。集中して頭に入れることができましたね。2回目の方が働きながら学習としているという実感はだいぶ強かったです。初回時よりも学習をして政策をしているというやりがいを感じることができました。新しい技術が自分の中に入ってきているという感覚はありましたね。それはすっごい楽しかったです。

工夫された取り組みや、効率の良い学習方法について

効率の良い時間の使い方はありますか。

時間の使い方という点では、午前中はグラフィックデザインなど違う仕事をして、スタジオに午後から通学して学習するというスタイルで学習を取り組みました。苦労したことは、頭の切り替えです。大変だったけど、切り替えの良い訓練になったと思うんです！へたったときには、誰かが声をかけてくれてリフレッシュしながら学習できましたね。環境を最大限に活かして学習に臨めたかなと思います。

何か工夫されたことを教えてください。

私は、わからないことをすぐにトレーナーさんに質問していたので、それをノートにわからなかったこと、それをどう解決したのかを絶対メモするようにしていたんです。自分だけの参考書を作って、それがとてもよかったと思ってます。それが今でもその自分のノートに助けられています。メモすることってすごく大切。その時わからなかったことってその時しか覚えてなくて、同じところで躓いてたんですよね。見返すことができるって良いと思います。

これからの目標

Web担当者として、これからの目標を教えてください。

こちらを卒業してからいくつかWebサイトを作らせていただいたのですが、やはりどれも似通ったデザインになってしまって、“同じ人が作っていることがわかる”とよく会社の人に言われています。なので『え？これ、同じ人が作ったんだ！』というように、色々バリエイションが作れるようなWebデザイナーになりたい。新しい型を自分でどんどん生み出せるようになりたいと思います。そして、今までは自分でWebサイトをじっくりみるっていう習慣があまりなかったんですね、パパパって流して見る癖がついちゃっていて。そういう方は少なくないと思うんです。Webサイトってあまり最後まできっちりと見てもらえないことも多いと思うので、自分が作るサイトは、最後まで見てもらえるような遊び要素のあるコンテンツを作れるようになりたいなと思います！

Webデザイナーになりたいと考えている方へのアドバイスをお願いします！

自分には難しいんじゃないかって思って、行動に起こせない人って多いんじゃないかと思うんですよね。私みたいに、コーディングを見て絶望する人だっていると思う。私も絶対無理って思ってた。会社の業務でやらなければいけない状況であったけど、実は陰で友達にも、えらいことになっちゃったな。これはもう無理よって話をしていたんです。でも、できるんですよ。だって、私ができましたから。最初から無理って思うことは悪いことではない。無理でも頑張ればできるようになる。絶望してもできるようになる。ここにきたら、強い味方がたくさんいるんですよ！絶望してもできる。救いの手を差し伸べてくれる。独学だったら諦めていたかもしれない。ここにきたからスキルを習得することができた。あと、メモは絶対取った方がいいですよ。自分だけの参考書を作れるくらいのメモを取った方がいいと思います！絶対に。

今回インタビューさせていただいた松富さんは、企業研修としてスキルアップのために受講されました。WEBデザインについては、未経験からの受講でした。初めの6ヶ月間で学習されたことをステップにして、実務案件を意欲的にこなされる松富さん。コーディングに関して苦手意識が強かったようで、インタビューの際も『絶望』という言葉を何度か出てきたのがとても印象的でした。しかし、諦めないで続けていくと光が見えてくる、ということを実践して見せてくれた松富さん。壁にぶち当たった時、どうやって乗り越えていくのか逃げ出さずに向き合うこと。そして、その経験と結果を生み出せた自信こそが、その次のステージに進むために重要なことなのだと感じました。松富さんの更なるご活躍をSTUDIO山口は応援しています！ありがとうございました。

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