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年商2億円「モテクリエイターゆうこす」を
支えるデザイナーの仕事

2020-12-26

Twitterでは約32万人、Instagramでは約46万人のフォロワーを持つ「モテクリエイター ゆうこす」。2012年にHKT48を卒業し、ニート生活を経て個人事務所KOSを設立しました。現在は実業家兼インフルエンサーとしてさまざまな事業を手掛け、年商は2億円とも言われています。

そんなゆうこすさんへの仕事の依頼は、ここ1年で急増。CM契約や、大手企業・都道府県との共同事業など、次々に新しい案件が生まれています。そのきっかけの一つとなったのが、デザイナー小島香澄さんの存在でした。

 
今年入社したばかりの香澄さんは、何をどのようにデザインし、ゆうこすさんの魅力を発信していったのでしょうか。2019年10月にデジタルハリウッドSTUDIO吉祥寺で開催された2人のトークイベントの内容をもとに、前後編でお届けします。後編にあたる今回のテーマは、「クリエイターとインフルエンサーがタッグを組むべき理由」です。

ゆうこすを支えるデザイナーの「知られざる仕事」

――ゆうこすといえば、TwitterやInstagramで⼈気を集めているイメージがありますが、 ⾹澄さんはデザイナーとしてどんな仕事をしているんですか?


⾹澄 :KOS が⼿掛けた事業を紹介するサイトのデザインや、ゆうこすさんがSNS 上にアップしている画像の作成がメインです。


――⼀般的にデザイナーは、「こういうものを作ってほしい」とクライアントから指⽰を受 けて動く仕事ですよね。⾹澄さんは、働くときに意識されていることはありますか?


⾹澄 :事業ごとにLINE のグループがあるので、そこでの会話を読みながら「もしかしたらこのタイミングでこういう画像が必要になるかも」と予測して、事前にデザインしています。完成したら、社内で公開されているゆうこすさんの予定と照らし合わせて送信。SNSはリアルタイムで配信しなければならないので、早めの準備を⼼がけています。


デザイナーになる勉強をするためにデジタルハリウッドSTUDIOに通い、⼟台となるデザインやコーディングの知識を⾝に着けたからこそ、今があるのかもしれないですね。結局、基礎知識がないと何も始まらないので。コミュニケーション能⼒は実践で磨いている感じです。

実例紹介 TaVision のサイトはどうやってできた?

――KOS が提供しているサービス「TaVision」も、さまざまな都道府県や⼤⼿航空会社、 旅⾏代理店と連携して盛り上がっていますよね。そのサイトデザインも⾹澄さんが担当し たと⼩⽿に挟んだのですが、そもそも「TaVision」とはどんなサービスなんですか?


香澄 :ガイドブックに載っていない情報を、Instagram・ストーリーズ・⽣配信を使ってリアルタイムで発信している旅メディアです。⼀緒に旅⾏に⾏っているような楽しさを味わったり、⾃分も旅に出たくなったりするような情報発信を⽬指しています。リニューアル版のデザインを担当しました。


リニューアル時は、サイトデザインだけではなく、ストーリーズの最初の画像にもこだわりました。例えば先⽇公開された広島編のカバーとなるストーリーズには「Vol.2」という⽂字を⼊れたんです。実はゆうこすさんがTaVision で広島を訪れるのは2回⽬。特に指⽰はなかったのですが、フォロワーが「また同じ景⾊の場所で写真を撮ってる。間違えてアップしちゃったのかな?」と思わないように、2回⽬であることわかるデザインにしました。

「かわいい!」をどう伝える? デザイナーと組むときの注意点

――でも、何を「かわいい」と思うのか、その感覚を伝え合うのってなかなか難しいですよね。ゆうこすさんと⾹澄さんは、どうやって感覚を近づけているんですか?

 

香澄 :急にLINEで画像が送られてくることがあります。好きなものを積極的に共有してくれるのでありがたいですね。たとえば「ピンク⾊」といっても、⼈によって好みが違うんです。KOS に所属しているファッション系のインフルエンサー、ももちさんとゆうこすさんの好きなピンク⾊は別物。


ももちさんがイベントの告知で使う画像を作ったとき、最初はゆうこすさんの好きなピンク⾊でデザインしていたんですが、どうしても⾊がしっくりこないとももちさんに⾔われたんです。それでさまざまなピンク⾊を試すうちに、同じピンクでも⼈によって好みが違うことに気づきました。 ゆうこすさんも、ももちさんも、コミュニケーションを重ねながら好みを探っています。


――ゆうこすさんに好きな⾊があるように、ファンにも好みはありますよね。デザインする際、ファンの声も気にしていますか?


香澄 :実は、ゆうこすさんのファンだけをフォローしているTwitter アカウントがあるんです。その⼦たちが何に惹かれて、どんなツイートに「いいね」をするのかを調べるために。そういうアカウントを⾒ながら、ゆうこすファンのイメージみたいなものを意識的に持つようにしています。

インフルエンサーの場合、その⼈を軸にして物事が動いているので「その⼈らしさ」ももちろん⼤事なんですけど、「これはゆうこすっぽくないよね」と思われると世界観が崩れてしまうんです。だから、ファンの中のゆうこす像と、ゆうこすさんが今好きなものの間に差が出ないように、整合性をとりながらデザインしています。

クリエイターとインフルエンサーが組む時代へ

――最後に、今後の未来像について聞きたいと思います。YouTuber やInstagramer など、現在さまざまなインフルエンサーが活躍していますが、クリエイターとインフルエンサーの繋がりなど、どのように考えていらっしゃいますか。


香澄 :私ももとをたどれば、⼤勢いるゆうこすファンのなかの⼀⼈でした。でも毎⽇SNSを⾒ているうちに、ところどころで「動画の編集⽅法が変わったな」「加⼯の⾊味が変わったな」と感じるようになったんです。もし応援したいインフルエンサーがいたら、SNS を⾒ながら仕事の仕⽅や好みが変わっていく段階を追って、並⾛できるようにしておくといいかもしれないですね。

 

 

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