ABOUT
デジタルハリウッドの学内コンペ
デジタルハリウッドでは全国の受講者と競い合える環境を提供し、課題制作に留まらない実践的な制作案件を「学内コンペ」という形で実施しています。
本コンペはクリエイターズオーディションの参加企業を増やす目的とした販促物の制作となります。受講者の持つ斬新なアイデアを取り入れるため、テーマとイメージのみの共有に留め、自由な発想で制作しています。
コンペの対象は、現役受講生と卒業生。学び始めたばかりの方から卒業間もない方までが、これまでの学びを活かし、実践的なアウトプットに挑戦する機会として取り組んでいます。コンペに応募した作品は、全国の講師トレーナーが定められた評価基準を元に審査をすることで、客観的な第三者評価を得る事になり、自身のレベル感を確認する事にもつながっています。
制作者へのコンタクト
ポスターコンペティションの制作者へのコンタクトが必要な方は、以下のメールアドレスまでお問い合わせください。
tokyo@dhw.co.jp
OVERVIEW
作品
クリエイターズオーディションの販促物として使用するフライヤーの作成
テーマ「芽吹き」
新たな縁や可能性が芽生え、クリエイターが培ったスキルや情熱を未来へつなげるイメージができるイベントであることを自由に表現。
クリエイターズオーディションについてはこちらを参照ください。
選考過程
全国から応募された作品を、受講者による人気投票(オーディエンス)と全国講師トレーナーによる二次審査を経て、表彰作品を決定します。
選考では、「デザイン」「伝わりやすさ」の観点を重視し、総合的な評価を行います。その上で、【グランプリ】・【準グランプリ】・【入賞】の作品を選出し、表彰いたします。
PRIZE WINNER
グランプリ

制作者:蛯名 優杏 (STUDIO上野 by LIG)
講師コメント
開催時期である春、そしてテーマ「芽吹き」にふさわしく、瑞々しさとバイタリティに溢れた作品です。キャッチコピー「この春、開花。」が象徴するように、クリエイターが成長し、花を咲かせようとする瞬間が力強く描かれています。
巧みなトリミングによって画面の外にも世界が広がるように感じられ、実際に掲出した際にもポスターの枠を超えた印象を与えます。繊細なタッチやミネラルトーンのカラーリングなど、今の時代の空気を捉えた表現も魅力的です。タイポグラフィやレイアウトには粗さもありますが、それが良い意味でのノイズとなり、若々しくエネルギッシュな作品に仕上がっています。
まさに今回のクリエイターズオーディションを象徴するような、未来へ向かう力強さを感じさせる作品です。
準グランプリ

制作者:宇野 小百合 (STUDIO自由が丘)
講師コメント
表現したい沢山の要素をコラージュ的に上手く一つにまとめており、特に「歩みだした足跡に花々が咲く」という発想が直感的に理解できるビジュアルとして表現されています。高い絵力が感じられ、補色を巧みに使い、ポスターとしての訴求力を高めています。
また、上部の未来を見据える表情と、下部の力強く進む姿が、これまでの学びとこれからの成長を象徴しています。左右のグレーと白の配色、四分割のレイアウト表現も安定感があり、バランス良く仕上がっています。
入賞

制作者:宗林 李 (大阪本校)
講師コメント

制作者:林 美咲(STUDIO熊本)
講師コメント
クラフト感を排したフラットなデザインでありながら、どこか手作りの温もりと優しさを感じさせる作品です。デジタルを通しても作者の人柄が滲み出ており、改めてその魅力を感じました。また、多くのテキスト情報や印象的なイラストが余分なスペースなく、バランス良く配置されており、ポスターとしての存在感が感じられます。色数を多く使いながらも派手すぎない表現は、鈍い色を巧みに配色することで実現されています。

制作者:光岡 幸穂(STUDIO大阪梅田)
講師コメント
背景に配置された握手のシルエット、その上に芽吹きのイラスト、下の波を打つフッター部分と、フラットなデザインでありながらレイヤー構造による重なりで奥行きを感じさせる個性的な表現がされています。また、19世紀のイギリスの植物図鑑を思わせるイラストが目を引き、そのイラストと「クリエーター」「デジタル」という言葉とのコントラストが魅力的です。様々な色で印刷し、連貼りにすることで、さらに面白い効果が得られるかもしれません。
様々な世代に受け入れられる愛らしい表現が感じられ、タイトルのタイポグラフィのディテールには作者の遊び心が溢れています。タイトルフォントのデザインと中央に印象的に配置されたイラスト、その配色がポップで、ワクワクする気持ちをさらに加速させる魅力的なデザインに仕上がっています。