卒業生のプロフィール
PROFILE

芹澤 雄理さん
本科CG/VFX専攻卒業
- 入学前
- 早稲田大学
- 卒業後
- シカゴにあるMethod Studios ➡ スクエアエニックス
卒業生インタビュー
INTERVIEW
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- このコースで学ぶキッカケは何だったのでしょうか?
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映像に興味を持ったのは大学在学中。
学生の頃たまたま見ていたMTVで流れた、IncubusというバンドのMegalomaniacという曲のPVが大好きでした。Stardustというプロダクションが手掛けたのですが、そのメッセージ性とコラージュ写真のような不思議なアニメーションに感動して、それがきっかけで映像制作を始めました。
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- このコースを選んだ理由やメリットはありますか?
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在学中は好きな事に一日中没頭出来た
デジハリを選んだ理由は、率直に言うと1年制があったからです(笑)
4年制の大学を出た自分としては、普通に就職していった周りの友達に遅れたくないという焦りがあったのでしょう。今思うともう少し時間をかけて、じっくり色々な事を試してみたかったなと思います。
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- 入学した結果どうなりましたか?
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海外のプロダクション勤務
デジタルハリウッド卒業後、日本のCG制作プロダクションに就職。
シカゴにあるMethod StudiosというプロダクションでCGアーティストをしています。
具体的な仕事の内容は、CM等のCGや実写合成をしています。
CMの仕事が多いため、基本的にはCGのジェネラリストとして何でもやっていました。
現在はスクエアエニックスでご活躍されているかと思うのですが業務はリアルタイムコンシューマー系のライティング業務に携わっています。
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- お仕事で頑張っていることはなんですか?
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リアルタイム技術
リアルタイム技術が面白くなってきましたよね。
自分が海外でやってた時とかもリアルタイム技術とかに追いついてなかったなーと思うんですけど
最近はUE5とかでリアルタイムとかレベルが上がってきているし
技術の進歩は早いからついていきたいと思ってますね。
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- Unreal Engine5を業務で使いますか?
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個人的に学ぶ
仕事でではなく、個人的に結構触ってます。
単純にすごいなーと思いますしリアルタイムでここまで来たか!と思いますね。
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- 今後のCG業界についてどう考えていますか?
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面白いコンテンツが目白押し
ゲーム業界に今いるのでCGすべてに詳しいとかではないですけど
コンテンツとして結構はやっているのはライブサービス系が流行っているなと思ってますね。
フォートナイトの中でライブとか、バズってましたけど
未来があるなって思いますよね。バーチャル空間で何かやるというのがこれからどうなっていくんだろうって。
メタバースに技術者がどうかかわってくるかはわからないですけど考えると面白いですよね。
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- CGやっててたのしいことは?
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作れること
自分で思い描いた、これいいな。これ面白そうと思うことを作れるのがいいと思う。
ツールとか手法が違うだけでヴィジュアルエフェクトとかも表現したいものを
いくらでも自由にできるっていうのはCGならではかなって思います。
リアルタイムだと作った世界に入れちゃうしね!
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- 海外でのお仕事について聞かせてください
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カルチャーを楽しめる
カルチャーが色々あることは面白いです。
色々な国の人がいて友達はインド人や韓国人とかめっちゃ日本のアニメが好きなドイツ人がいたりとか
海外に出たからこそわかったこともある
北米にいたんですけど日本にいること目についていたことが、視点が変わって
日本の良さとか日本の成長すべきところとか客観的に見えてよかったですね。
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- 海外の働き方
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専門性が強い
組織の組み方とかは結構役割が明確になってる印象ですね。
スペシャリスト感が強いので他の事しようと思うと逆に難しいかもしれないです。
専門的に集中できるというのはいいですよね。
リモートワークで海外の案件を受けている人もいます。
同僚は結構まだリモートしてるけど会社が戻ろう!とはおもっているみたいですね
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- 海外に行きたい人がやっとくといいことを教えてください
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難しいですね。(笑)
でも日本海外関係なく クオリティの高いコンテンツを出す技術 があればいいとおもう
最近だったらアートステーションとかで海外の人の作品とか見れるから
世界から見てどうかなっていうのを意識できればいいと思います。
日本で経験積んでから海外に出てる人とか周りにもいるんですけどもう普通になってきましたね。 - 絵をかくのが苦手でっていう人も多いですが実際どうですか?
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絵の練習もいいとは思うけど 適材適所 というか
みんながみんなアートをやるわけでもないし
そこだけが大事というわけではないと思いますね。
なんか作りたいという気持ちのほうが大事 だと思う。
- 何時間勉強したらいいですか?
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何歳になっても僕らそうだと思うんですけど技術の進歩がすごい早いし
今は10代の子とかがCGやってますしね
できるだけCGとかかわって頑張っていく、だと思います。
なにか 目標 とかを決めるといいと思います!
海外のスタジオで働くって僕の目標だったんですけど
コンテストに出て優勝するぞ!とかでもいいし目標もって
これだけ勉強しなきゃってよりはこの目標のために何するかだと思う
プロも自信がある人って結構いない と思う。
自信ないのも一つだし、気持ち次第でどうするか、って考える必要がありますよね。
不安になるのも仕方ないそれもその人自身だし、でも目標があればがんばっていけるのかなっておもいます。 - デジハリ時代、いかがでした?
- あーーでも楽しかったのは覚えてますね。
オールナイトで夜通し作業とか。今あれを仕事でやりたいかと言われればしんどいですけど。(笑) 同じ志をもった、同じような年代の人たちと一緒に学べて一緒に成長できた のはよかったです。
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- これから旅立つ、学ぶ皆様にメッセージをお願いします!
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色々なことに興味を持ってほしいし
自分に正直にいいと思ったものとか好みとかもあるとおもうんですけど
好きなものを突き詰めてその方向に進むほうがいいと思います。
こういう分野に来る人って熱意とか何かしらあると思うので正直に「好きだから」っておもえるように