デジタルハリウッド東京本校 ブログ

【スタッフ中村のTrend Reserching vol.5】
デザインと親和性の高い「シェアリングエコノミー」
「所有」ではなく「共有」する時代へ~

2016-12-25

こんにちは。
デジタルハリウッド東京本校の中村です。

2016年もあと1週間で終わろうとしています。
1年が過ぎるのはなんて早いのでしょう…

と言いながら、更新できていなかったことをごまかそうとしています。

またまた。
だいぶだいぶだいぶだいぶ...(以下省略)
間があいてしまいました。

いよいよ、このブログが(言わずもがな)今年最終号。

今回のテーマは今年最後にふさわしい、というわけでは特段ありませんが、
遅れてしまったことは来年の反省として生かしていきます。

それでは気を取り直して、いってみましょう!

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今回のテーマは「シェアリングエコノミー」


この言葉を聞いて、なんとなくイメージが湧く方も多いのではないでしょうか。
それほど、なにかを「シェアする」という考え方は、私たちの生活に浸透してきていますね。


そんな「シェア」ですが、実はデザインやアプリととても相性がいいんです。
相性の良さを探るために、なぜシェアがここまで広まったのか、その背景をみていきましょう。

最後にはこれからどうなるか、についても少し触れられればと思います。

           

             やっぱり始まりはこの方にいてもらわないと、締まりませんね。

利用者の私が感じている普及の理由の一つは「とにかく簡単」なこと

そもそもシェアとは「何かを分けること」から派生して、現在は「共有する」という意味で
使われることも多い言葉です。

ではさらに、シェアリングエコノミーとは何かというと、
「モノやサービスなどを個人間で交換・共有することで成立する経済のこと」を指します。

シェアリングエコノミーの始まりは、欧米だと言われています。

スマホで指定した場所までタクシーを呼ぶことができる「Uber」
空き部屋や空き家を貸したい人と、借りたい人を結ぶサービス「airbnb」
などのサービスが先駆けと考えられています。


それ以外にも、

必要な時に自由に駐車場にある車を使うことができる「カーシェアリング」
フリーマーケットアプリ「メルカリ」
webを介して、不特定多数の人に業務を依頼したりする「クラウドソーシング」

などは、利用したことがある方も多いのではないでしょうか。
私も利用者の一人です。

実際にこのサービスを利用して感じた3つに共通している点は「とても簡単」であること。

web上で登録をして、車を借りる。モノを買う。仕事を受注する。
なにか書類を提出したり、郵送でやり取りをする必要もありません。

この「とても簡単」であることが、ここまでシェアリングエコノミーが広まった
理由の一つだと思います。

ではこれらのサービスを簡単にしているものとは何か。
直接的には「インターネットやスマートフォン、タブレットなどの急速な普及」だと
言われています。

スマートフォン一つで、すべての手続きが完了するこの手軽さは「シェアリング」という
概念が広まるのに、間違いなく一役買っているでしょう。

「所有する」よりも、使いたいときにだけ「シェア」

シェアリングエコノミーが普及している理由のもう一つは「安さ」。

今までもシェアするサービスはありましたが、必ず仲介を挟んで行われていました。
そうすると仲介料も決して安くはないため、あまり広まることはありませんでした。

ですがスマートフォンの普及により、ほとんど仲介をはさむことなく、
使う人同士が直接連絡をとりあったり、スマートフォン上で人を介さず
全ての手続きが完結することにより、従来より安い値段で"その時に"必要なものや
サービスを利用することができるようになった。


購入するのではなくモノやサービスを「借りる」「共有する」ため、
コストを減らすことができる。
車のシェアリングなどは、その最たる例ですね。

若者の間で車の所有率や、一戸建ての購買率が年々下がっているというデータからも、
なにかを「所有」することへのこだわりの低さは見て取れます。

「所有する」よりも、使いたいときにだけ「シェア」して使うという考え方のほうが
今の時代にはしっくりきているのかもしれません。

どうシェアしていくか、どうコンテンツとして見せるか

試算では、2013年に約150億ドルだった市場規模は,2025年には約3,350億ドルまで
拡大すると言われています。

現在すでに「モノ」のシェアや「場所」のシェアは盛んに行われるようになってきましたが、
これからはスキルや時間、労働力、経験など、目に見えない「モノ」がどんどんシェアの対象に
なっていくように思います。

自分がもっている技術をどう共有していくか。
相手がもっている時間をどう使うのか、シェアしていくのか。

消費者側だけでなく、企業側もなにをどう「シェア」することで価値を生み出していくのか、
というのは今後必ず考えていかなければならないことでしょう。

さらにその上で必要不可欠な媒体が「アプリ」。

スマホの普及により、シェアの概念が広まったことを考えると、
アプリとの相性の良さは間違いありません。

何をシェアして新しい価値が生まれるのかはもちろんですが、それをどうコンテンツとして見せるのか、も
とても重要な要素になりそうですね。

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今回は、アプリやデザインとも親和性が高い「シェアリングエコノミー」について
取り上げました。

来年こそ、もう少しペースをあげることができるようにしていきたいと思います…


読んでいただきありがとうございました!
皆様よいお年を!!

 

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