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【東京本校/UI/UXD専攻】博報堂アイ・スタジオによるワークアウトプログラム『テクノロジーが魅せる新しいクリエイティブの世界』を受講しました

2017-09-30

【東京本校/UI/UXD専攻】博報堂アイ・スタジオによるワークアウトプログラム『テクノロジーが魅せる新しいクリエイティブの世界』を受講しました
『テクノロジーが魅せる新しいクリエイティブの世界』

はじめまして。
本科UI/UXD専攻の吉田と申します。
先日、”現場ノウハウが詰まった実践型プログラムとインターン制度で未来のクリエイティブ人材を育成”を目的としたワークアウトプログラムの第四回目である株式会社博報堂アイ・スタジオ 様の講義を受けて参りました。
その全2回のレポートを書かせて頂きます。

今回お越しいただいたのは、株式会社博報堂アイ・スタジオのFuture Create Lab所属のお二人、茶谷さんと進藤さんです。
茶谷さんはデジハリ卒業生とお聞きしていたので、非常に楽しみにしていました。



講義のテーマは、テクノロジーが魅せる新しいクリエイティブの世界。
一回目の講義では、お二人が所属している社内クリエイター集団"HACKist"の紹介、株式会社博報堂の業務対応体制やカンヌ国際広告祭の受賞作品の紹介です。
特に時間をかけてお話して頂いた、カンヌ国際広告祭について書いていきます。

カンヌ国際広告祭、正式には「カンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバル」は世界にある数々の広告・コミュニケーション関連のアワードやフェスティバル、その中でも世界最大級の規模を誇り、知名度、受賞難易度が非常に高いことでも有名です。

茶谷さんは2012年度から2014年度の受賞した作品を動画を交えつつ紹介していきました。
数多く紹介して頂きましたが、特に自分が惹かれた作品を抜粋して紹介していきます。

2012年度コカ・コーラとGoogleがタッグを組んで制作し、モバイル部門で金賞を受賞した作品、Hilltop Re-imagined
こちらの企画は「世界中の見知らぬ誰かにコカ・コーラを1本無料でプレゼントする」というものです。
まずGoogleが開発したiPhoneアプリを使い、世界各地に設置された専用の自動販売機を選択します。
続いてコーラを手にする人に、メッセージを入力します。
最後に自分のメールアドレスを入力して、あとは待つだけ。
しばらくすれば、世界のどこかであなたのプレゼントに気がついた誰かから、「ありがとう」メッセージを受け取ることができます。(自動販売機にメッセージを送るための機能が付いています)
世界中の人たちと友達になれるかもしれない素敵な企画でした。

2013年度アディダスのメディア部門で銀賞を受賞した作品、THE HIGHEST GOAL
こちらの企画は、adidasがワールドカップ出場に向けて日本代表をみんなで応援しよう!といった内容の企画です。
3月26日の21時から26時限定で六本木にある高層ビルに投影された巨大な香川選手が出現。
ユーザーがスマホを操作しメッセージを込めたスローイングをして、シュートをアシストできる体感型のイベントです。
自力で2014年W杯ブラジル大会への切符を獲得できることになる試合だったため、非常に盛り上がったそうです。

2014年度yahooのPR部門およびDesign部門で銀賞を受賞した作品、さわれる検索
さわれる検索は、検索と3Dプリンターを組み合わせることで、音声入力して認識したキーワードを3Dプリンターで実際の立体物として出力するサービスです。
開始ボタンを押して検索したいものを話すと、音声認識結果や説明がディスプレイに表示されるとともに音声でもアナウンスされ、プリントボタンを押すと15分程度で3Dモデルが出力される夢の様な装置です。
実際に国内7つの盲学校に設置していて非常に好評だそうです。

最後に茶谷さんが「とにかくプロトタイプしまくる。とにかく体験する。とにかく事例を調べる。トレンドテックだけでなく、過去の事例も調べる。
インタラクティブアイデアのストックを増やし、知識ストックと体験ストックを増やすことが大切」と言って一日目は終了しました。



二日目の講義内容は四人一組の2チームに分かれてアイディア出しでした。

1チームは、車メーカーの若者へ車に対する興味喚起を促す施策。
もう1チームは、実店舗とECサイトを持つアパレルメーカーのユーザーが実店舗に来てくれるようなオンラインtoオフラインの施策。

ルールは、コンセプト・ターゲットを設定し、どのような効果が期待できるかです。
あとはチーム毎に別れてひたすらアイディア出し。
相手の意見は否定的に反論せず尊重し、取り入れてさらに良いアイディアを生み出す作業を90分程行いました。
最終的に意見が纏まり、各チームの発表タイム。

若者の車離れチームは、「ドキドキドライブ」という企画を発表。
内容は、ショッピングモールなどによく展示してある試乗車を改造して、フロントガラスなどをスクリーンにしてドライブしたい場所の風景にし、ハンドル操作やアクセル操作にも連動して風景も変わっていくドライブシミュレーターのような企画でした。
ドライブシミュレーターと違う点は、車内の盛り上がってる様子などは車外に設置してあるディスプレイに表示されていて、通行人の興味をひく。
心拍数を計るデバイスを装着し、ドライブ中に一番心拍数(ドキドキ指数)が高かった瞬間を車内カメラで撮影してドライブ終了後にその写真を表示。TwitterやFacebookなどでシェアできるなど。
自分では想像も出来ない斬新なアイディアで非常に面白かったです。

一方、アパレルチームは「ドローンサンタ」という企画を発表。
内容は、遠距離恋愛カップル向けのサービスで、注文したらドローンが指定した場所まで届けてくれます。受け取った際の映像もドローンが撮ってくれて特設サイトにアップ。送り主だけが受取人の喜んでいる姿を見れるようなシステムだそうです。
こちらのチームは全員女性だったため、可愛らしい企画内容だと感じました。

最後に茶谷さんと進藤さんから2つの企画へのアドバイスを頂き、二日目の講義は終了しました。

講義終了後も卒業制作アドバイスなどをいただき、非常に勉強になりました。
3月の卒業制作の発表に向けて、悔いが残らないように頑張りたいと思います!!

本科UI/UXD専攻 吉田 健一

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