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長野県へIターン
東京にはない「暮らしをつくる」自分らしい生き方

2018-04-14

こんにちは、デジタルハリウッドの古田です。デジタルハリウッド卒業後、東京から長野県富士見町に移住し、フリーランスの編集者として活躍する増村江利子さんにインタビューをさせていただきました。自分の好きな場所で仕事をしたい、将来U・Iターンをして地方で生活をしたい方は、是非お読みください!

増村江利子さん(STUDIO 新宿 Webデザイナー専攻 卒業)
職業:フリーの編集者 / 出身:横浜市

長野県富士見町とは?

長野県中部に位置し、新宿から特急に乗ると、約2.5時間で着く諏訪郡の町の一つが富士見町です。都心からのアクセスも良く、春~秋にかけては、近くにある八ヶ岳と入笠山での登山や、冬はスキーやスケートなどの自然のアクティビティを楽しめる場所。まさに自然の宝庫!そんな富士見町に移住し、家族4人でトレーラーハウスに住む増村江利子さんのお宅に訪問し、インタビューをさせていただきました。

お宅は、なんとトレーラーハウス!

富士見町駅から、車で十分ちょっと走ったところに増村さんご一家がお住まいのトレーラーハウスがありました。一見、トレーラーハウスに見えなかったのですが、よく見てみると家の下に車輪がちゃんとついています。

中にお邪魔すると、増村さんの愛犬がお出迎え。室内は、ドア、棚、キッチン、机、階段など、どれを見ても手作り感が溢れています。「プラスチックは好きになれなくて、あまり置かないようにしています。棚、階段などは手作りです。」と増村さん。確かに、ご自宅の中は木で出来ているものが多く、無機質な素材が見当たりません。

「ちょっと木をくべますね。」と、丸いフォルムが可愛いストーブに薪を入れてくださいました。「このストーブは近くのおじさんによる手作りで、木は地元の人と一緒に森の手入れをしながら入手しています。」と聞いて、びっくりしてしまいました。
また、増村さんの部屋の中で一番気になってしまったのがキッチン。ライフスタイル系の雑誌でしか見たことがないような、可愛いキッチン!でも、よく見てみると…あれ?冷蔵庫がありません。

「食材はキッチンの引き出しに入れています。お肉や魚などは、食べる分だけ買って、その日のうちに食べるようにしているので、冷蔵庫がなくても大丈夫ですよ。」と、当たり前のように話す増村さんに、これまたびっくりしてしまいました。普段、私たちがなくてはならないものだと思って傍に置いてあるものが、なくても平気いう感覚に驚きを感じずにはいられません。そんなこんなで、インタビュースタートです!

デジタルハリウッドに入学したキッカケは?

前職では、Webメディアの会社で、Web広告のディレクション業と編集業務に就いていました。さらに前職はWebの制作会社でディレクション業務を担当。仕事上、開発者と話す機会が多かったのですが、自分がしっかりと理解をした上でコミュニケーションを取ることができず、悩みの種でした。自分も開発者側の知識が必要だと考え、入学を決意しました。

デジタルハリウッドの卒業制作では何をつくったの?

「にっぽんてならい堂」というセレクトショップのWebサイトを作成しました。日本全国のモノづくりの体験を販売するサイトです。前職の仲間と立ち上げて、実際にビジネスとして運用しています。(現在は、増村さんは運用から外れ別のメンバーが運用しています。)

にっぽんてならい堂>https://www.tenaraido.jp/

どうして移住したの?

「パートナーとの出会い」「風土」が決め手でした。

長野県富士見町で働く空間デザイナーに取材をするお仕事があったのですが、そこでインタビューした相手こそ、現在の夫でした。また、富士見町の風土にも惚れ込みました。冬の「凛」とした空気、避暑地の夏の涼しさ。仕事柄、様々な地域を訪れていたのですが、この町は他の地域には感じられない、まさに「ピン」と来るものがありました。

移住して何が変わった?『3つ』を教えて!

Change チェンジ:移住して住まい・働き方をチェンジし

Chance チャンス:東京の暮らしを変えるチャンスつくり

Create クリエイト:暮らしそのものをクリエイト!

移住後のお仕事はどうしているの?

フリーランスの編集者、ライターとして活動しています。お仕事は、まさに「ご縁」でいただいています。前職の繋がりで東京のお仕事をいただくこともありますし、富士見町でのお仕事も人づてで紹介があります。特に営業はしていないですね。地元で、編集者やライターを探しているという話が出ると、自然と誰かが紹介してくれているみたいで。人的ネットワークでお仕事が回っている感じです。最近では、SNSでお仕事をいただく機会も増えています。Facebookは…正直、好きではないのですが(笑)営業ツールだと思って割り切っています。

記事の内容は、暮らし、町づくり、移住、建築とアートを少し。得意なのは、暮らしにまつわることです。

暮らし&仕事のリアルお金事情を教えて!

【仕事編】

●開業資金:0円

●現在の収入:月35万~60万円



【暮らし編】

●食費:2万円(野菜はほとんどいただきもの)

●光熱費:主にガス代 冬:1万5,000円 夏:7,000円

●通信費:5,000円

●趣味:0円

●交通費:ガソリン代金:1万円

●家賃:トレーラーハウス:1万円

移住したい人へアドバイスをください!

移住をすると「自由」になれます。東京で生活していた時は、仕事三昧の毎日でした。当時はそれが「当たり前」だったのですが、今考えると「異常」だったと感じています。移住すると、どうなるのだろう?と不安なことも多いと思いますが、移住してみたら、私は、自由になれました。田舎は、東京と違って交通・お店が少ないなど不便なこともありますが、ないなら作る「DIY精神」を楽しむ時間と余裕があります。今は、生活をつくる楽しさを毎日感じることができて楽しくてたまりません。

(下記画像:昭和時代の冷蔵庫を戸棚として活用)

最近は、洗濯機っていらないかもと思い始めて、洗濯板で洗おうと思っています。あえて不便なほうを選ぼうとしていますが、これが楽しくてたまらないのです。現在の住まいは、トレーラーハウスなのですが、半年後には土地を買って自分で自宅をつくろうと思っています。コンテナを並べて、窓をくりぬいて…。楽しみです!

増村さんの生き方は、くらしやお仕事のヒントが溢れていましたね!

以上、卒業生インタビューでした。いかがだったでしょうか。将来、移住をしてみたい方にとって増村さんの生き方は、くらしやお仕事のヒントになることがいっぱいあったのではないでしょうか。東京ではできない、自分らしい生活を楽しみつつ、仕事は、東京と地方とでバランスよく受注し収入源を確保する。そんな生き方に憧れてしまいます。 デジタルハリウッドでは、今後もU・Iターンをして自分らしく生きている卒業生にインタビューをしていきます。下記メルマガに登録すると、随時、地方で活躍している卒業生やイベント情報を配信。ご興味ある方は、是非ご登録ください!

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