デジタルハリウッド(専門スクール)

本科CG/VFX専攻

3DCG制作に必要な技術を学び 1年で即戦力へ。
将来、国内外の現場で活躍できるプロを養成。

講師紹介

『シドニアの騎士』『Transformers Prime』担当の最前線CGアニメーターであるベテラン講師・古岩先生に、CGを学ぶ上での心得について伺いました。

古岩 祥幸 先生 プロフィール

デジタルハリウッド東京本校総合ProCGコースを卒業後、
株式会社ポリゴン・ピクチュアズでレイアウト、キャラクターアニメーションを担当。
そのかたわらでデジタルハリウッド東京本校で講師を務める。
2014年5月からはデジタルハリウッド大学でも講師を務め、フルCG系ゼミも担当。

<実績>
『げんきげんきノンタン でかでかありがとう』株式会社ポリゴン・ピクチュアズ(CG製作)
『My Friends Tigger And Pooh』株式会社ポリゴン・ピクチュアズ(CG製作)
『ホッタラケの島』株式会社ポリゴン・ピクチュアズ(CG製作)
『Star Wars : The Force Unleashed 2』株式会社ポリゴン・ピクチュアズ(CG製作)
『HIFANA ”Hanabeam”』株式会社ポリゴン・ピクチュアズ(CG製作)
『Transformers Prime 1stシーズン~3rdシーズン』株式会社ポリゴン・ピクチュアズ(CG製作)
『TRON Uprising』株式会社ポリゴン・ピクチュアズ(CG製作)
『シドニアの騎士』株式会社ポリゴン・ピクチュアズ(CG製作) 

現在、本科・専科でメイン講師として教鞭を執ってくださっている古岩先生にインタビューをしました。
物静かで優しそうな古岩先生ですが、聞けば聞くほどユニークな先生であることが明らかに。

01. 役者志望、フリーター、挫折、悩み、とまどい…からのCGクリエイター!

本日は古岩先生がいかにしてCGの道をめざし、歩んでこられたのかについてお伺いいたします。宜しくお願いいたします。

宜しくお願いいたします。他の先生方がみんな面白い経歴の持ち主なので、面白い話ができるといいですが…

古岩先生はデジタルハリウッドのご卒業生だと伺っていますが、まずはデジタルハリウッドに入学するまでのこと、なぜCGの道を歩むことになったのか、お話をいただきたく思います。先生は元々CGの道を志していたのですか?

いいえ、元々は役者の道を目指していて、高校卒業後すぐに和歌山から上京し、養成所に入りました。

役者志望でしたか! ちょっと意外です。

はい。で、演技やボイストレーニングなんかをしていたんですが、23歳で卒業した後に「本当に役者を目指して練習し続けるのが正解なのか?」と考え込むようになりました。

どうしてですか?

他の人に勝てないという挫折感や、自分の役者としての資質に対する不安、 またそういう周りの人以上にがんばらなきゃいけない状況の中で 演技に全ての情熱を傾けられない自分がいたり…まあ色々ですね。そんなことを考えながら25歳までフリーターをしていたのですが、個人的な転機もあって、役者を続けるか否かを判断しなければならないことになりました。その時に、元々絵は好きだったので、そういった方向で仕事や勉強ができないか、と道を再度模索することになりました。

なるほど。ちなみに絵がお好きだったとのことですが、中学高校では美術部だったりしたんですか?

いいえ、中学では水泳部、高校ではハンドボール部でしたよ(笑)

CGも実は当初は興味なかったのですが、フジテレビのEz!TV という情報番組でデジハリ生の卒業制作を見て初めて関心を持ちました。ただ、最初は「D's garage」(アマチュアCG作品を紹介する番組)を見ながら「オタクくせえなあー」と思っていたし、デジハリも「そんな学校あるんだー」というくらいの印象でした。

世の中的にもWebデザイナーが増えてきた時期だったのでそっちの道も少し考えたのですが、やっぱり絵やイラスト寄りの仕事を目指したかったので、とりあえず学校説明会に参加し、スタッフの方に「君はこのコースがいいよ」とCGのコースを薦められたのでそこに入りました。

なんというか、結構行き当たりばったりというか…

ですね。最初からCGに打ち込むぞ! って感じでも全然なかったですね。

02. IT、デジタル、パソコン、わかりません。

入学後のデジタルハリウッドの印象はいかがでしたか? 

「入ったらオタクばっかりなんだろうな」と思っていたんですが(笑)、全然そんなことはなく、いろんな種類の人々がいました。黒い革ジャンのパンクロッカーみたいな人もクラスにいましたよ。

デジタルハリウッドの授業はどうでしたか? CG学習は順調に進みました?

CGというか、それ以前に僕はITとかデジタルというものが全然得意じゃなかったので、パソコンの操作がさっぱり分からなかったです。メールアドレスの作り方どころかメール使うのにお金がいるのかどうかも分からなかったし、ハードディスクが何なのか、MDの進化したやつ? くらいの認識でした。当時の周りの人に比べても、PCの知識は少なかった方かもしれません。実は今でもパソコンは詳しくないんですが…

そう…ですか…はなはだ意外です。

そんな調子だったので、受講期間の途中まで自分が作った作品のデータも適当に扱っていて、保存もしてませんでした。卒制は友達のHDDを借りて保存していましたが、自分で新調したHDDがすぐに壊れて卒制も吹っ飛びました。ただ、TAさん(※ティーチングアシスタントの略。授業中の質問対応や講師の補佐など、授業をサポートしてくれる役割の方)やクラスメイトに恥ずかしがらずに聞くようにしていました。

今思えば、CG業界にどんな会社があるのかも知らずに入ったので、そういうことをちゃんと調べた上できちんと検討して入学してくる皆さんはすごいなと思いますね。

データ管理の考え方とか相当ワイルドでいらっしゃいますね。通常ですと作品完成後、ポートフォリオにまとめて、それを武器に就活を始める、という流れだと思うんですが、卒業制作作品のデータが吹っ飛んでしまって、卒業後、どうされたんですか??

作品データがなくなってポートフォリオが完成できなかったので、就活もできず、呆けてましたね(笑)。

まあ、呆けるしかないですよね。

はい。ゼロから新作を作りなおす必要があったので、ひと呆けした後、デジタルハリウッドでTAになりました。学校のPCやソフトも使えるので、後輩にあたる受講生さんたちの授業サポートをしながらオリジナル作品の制作をしつつ、まれに他のTAさん経由で単発の仕事を請けたりなんかもしていました。

まあ、「CG知ってるフリーター」みたいな感じですよね(笑)

フリーダムですね。

03. 講師デビュー&プロデビュー

デジタルハリウッドの講師になられた経緯を教えてください。

TA暦が長かったからだと思いますが、ある日在学時の講師だった山本先生から「週末コースの講師をやらないか」と任命されました。これまでのいきさつの通り、僕は当時現場経験がゼロだったので、講師は現役プロばかりのデジタルハリウッドで講師をするのは無理ですと固辞したのですが、先生からのオファーが思いのほか強く、一念発起してデビューしました。

また、同じ年に山本先生からCGクリエイターとしてのキャリアを作る意味でポリゴン・ピクチュアズでの就業を紹介されました。卒業時はゼネラリスト志向が強かったが、アニメーションも嫌いではなかったのでアニメーターとして入社し、5年ほど業務に従事しました。

当初は「プロのCGアニメーターとしての業務を主軸に、フリーランスの仕事もやりつつ、週1回くらいは講師もやりながら…」と思っていたのですが、結婚や出産などを経て色々考えるようにもなり、今はデジタルハリウッドとデジタルハリウッド大学の講師を主軸にしています。

ポリゴン・ピクチュアズ様でのお仕事の件も含めて、だいぶ強いプッシュがあって講師になられたんだなという印象ですが、何が理由だとお考えですか?

教える技術と作る技術は場合によっては大きく異なるので、TA暦が長いことが買われたのかもしれないですね。

技術だけでなく、指導力がある、ということですね。

どうでしょうね。でも確かにデジタルハリウッドで講師をされている方は、単にスキルだけでなく、どこか人を惹きつける人ばかりではありますね。

04. 一問一答・デジハリ生とは? これからCGを学ぶ人に向けて。

先生から見て、デジハリ生特有の特徴ってありますか?

今僕は専門スクールと大学、両方でCGの指導していますが、これはもうぜんぜん違いますね。専門スクールにはCGをやりたい人しか来ないので、入学される本人たちには自覚はないかもしれませんが、どんなに自信がない人でもある程度は方向性が定まってます。

そういった人ばかりが集まる学校なので、CGを覚えるにはいい環境だと思います。最近、ダブルスクールで通学される若い人も増えていますが、普段通っている学校から離れて付き合う人の種類を変えて、CGに本気で打ち込むのにはいい環境でしょうね。

業界でキャリアのある人もいればそうでない人もいるし、プロの漫画家や造形師なども混在するクラスになり、そういうクラスメートができる場です。とにかく受講生の幅が広いので、教えるほうも面白いです。

先生がいつも初回の授業で受講生さんに伝えることがあれば、教えてください。

最初の課題の時にいつも言っているのは「せっかくお金出して学校にきているので、楽しんでやらなきゃもたない。楽しみを見つけてほしい。この1年だけは必死でやってほしいし、無駄にはしてほしくない」と伝えています。この1年だけは、遊ぶのも飲みに行くのもちょっと控えるぞ、というくらいがんばってほしいです。

教えていて楽しい!と感じる時はどんな時ですか?

受講生からのチェックバックが戻ってきて、よくなっていて、本人が喜んでいるときですね。自分の教え子から面白いものが生まれたときは、本当に嬉しいですね。

逆に、教えていて大変だなと感じる時はどんな時でしょうか。

それ以外全部(笑) いろんなキャリア、性格、年齢の人が入学する学校なので、伝え方や接し方など、人に寄って対応を変えたり、変えてはいけないところもあり…未だに答えは無いです。

授業の時間以外も含めて、受講生さんに「こんな姿勢で学んで欲しい」ということはありますか?

CGに触れる時間を作ってほしいです。CGを学ぶ上で「自分の生活が変わらない」ということはあり得ません。CGのための生活を1年間してほしい。だいぶ業界も働きやすくなってますが、プロの皆さんも打ち込んでやってます。

ただ、やらされてる感があるときついし長続きしないので、CGが楽しい、面白いという気持ちを持ってほしいです。

僕は作るものに関してはなるべく縛らない方針で、授業中の課題も「自分が好きなものを作る、そのためにどうすればいいか?」という道筋を見つけてもらうことを講師として意識しています。特に元々「何か作りたい」というものがある人には、CGの学習は楽しいはずです。

また、作りたいものが無い人でも、映像が好きで「ここが好き!」「こういうのがかっこいい!」というこだわりがある人であれば、そこを軸に作れるようになります。僕自身、実は元々作りたいものがあるというタイプではなかったけど、映画は好きでたくさん見ていたので、それが基礎になっている実感はあります。

10点満点の努力をしても1点の結果しかついてこないこともあれば、10点満点の努力をして50点、100点の結果につながることもあります。「がんばった」だけでは通用しないことも多い。だからこそ最低限、努力することだけは当たり前のこととして絶やさないで欲しいです。

最後の質問です。これからCGや映像の勉強を始めようと考えている方、DHへの入学を検討している方に、メッセージをお願いします!

自分がそうだったからだけど、「とにかく始めてみる、飛び込んでみる」ということかなと思います。

一方、飛び込むからには「この1年、無駄にはしない!」という覚悟は必要ですよね。意味のある1年間にしてほしいし、そうしてあげたい。

僕は人とつながることは割と嫌いじゃないので、今でもSNSなんかで卒業生とつながってます。結構前になりますが、歴代古岩クラスの合同同窓会もしましたし、外のイベントでふと卒業生に会うこともあります。もし入学前に相談が必要なら、相談に乗ります。講師目線で話しますので、ぜひ声をかけてください。

ありがとうございました!

いろんな分野の講師がいるから全方向に学びがある!

観察する力、実現する力を鍛えるには、作りたいもの自身を好きになる事がとても大切

宮﨑弘喜先生

株式会社CORNFLAKES取締役に就任し3DCGクリエイターとして活躍

若きCGアーティストである森田さんが2014年秋より本学の一部授業にて講師を務めます。

森田悠揮先生

立教大学心理学部在学中、Wスクールでデジタルハリウッドに入学。現在はフリーランスCGアーティストとして活躍中

『シドニアの騎士』『Transformers Prime』担当の最前線CGアニメーターベテラン講師

古岩祥幸先生

現役CGアニメーターとして数々の作品の他、デジタルハリウッド大学・専門スクールの講師として後進の指導にも注力。

『Star Wars The Clone Wars』『Metal Gear Solid 4』等、様々なプロジェクトに携わる

大竹祐次 先生

"フリーランスCGアニメーター"として様々なスタジオ・プロジェクトに携わる

本科CG/VFX専攻 アニメCGコース専門授業「俺たちLightwave3D」本格始動いたしました。

アニメCGコース担当講師の皆様

アニメCGコースの本格始動にあたり、講師の皆様に授業への意気込みを語っていただきました。

憧れのクリエイターを目標に、限界という殻を作らずに楽しむ!

藤井栄治先生

マルチクリエイターとして、ゲーム開発/ディレクションから最先端技術の研究まで携わる

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