デジタルハリウッド(専門スクール)

3DCGデザイナー専攻

3DCGの基礎からモデリング・アニメーションなど
「3DCGデザイナー」としての就転職に求められるスキルを習得できる!

講師紹介

『Star Wars The Clone Wars』『Metal Gear Solid 4』等の大型プロジェクトに携わる大竹先生に、"CGを学ぶこと"についてお話を伺いました。

大竹祐次 先生(フリーランスCGアニメーター) プロフィール

デジタルハリウッド卒業後、ポリゴン・ピクチュアズ CGアニメーター、リードアニメーター、SCEI モーションデザイナー、白組 CGディレクター、OLM Digital CGアニメーター等歴任。デジタルハリウッドにて講師を担当しつつ、フリーランスCGアニメーターとして数々のプロジェクトに携わる。

■海外TVシリーズ:『StarWars TheCloneWars』『Transformer Prime season1』 等
■映画:『ホッタラケの島』国内実写映画CGパート 等
■ゲーム:『MetalGearSolid4』PS3用アクションゲーム、PSVita用RPG 等
■その他:CM、パチンコ、PV、アーティストライブ映像 等


デジタルハリウッド卒業後、ポリゴン・ピクチュアズ、SCEにて大型プロジェクトに携わられた後、"フリーランスCGアニメーター"として活躍を続ける大竹先生。
今回は入学前のユーモラスな話から、プロのCGアニメーターとしての信念、CG教育にかける情熱についてお伺いしました。

01. 自由気ままな破天荒青年時代

こんにちは。今回、大竹先生のお話を詳しくいただきたく思います。よろしくお願いいたします。

よろしくお願いいたします。今回は、この記事を読んでくださる方々に「俺もCGにチャレンジしてみよう!」と思ってもらえるような話ができたら幸いです。

ありがとうございます。ではまずは、先生がCGを志すようになるまでのことを教えてください。先生は大学や専門学校などでCGの勉強をされていたのですか?

いいえ、普通の大学の経済学部でした。まあいわゆる「とりあえず大学進学」ということで大学に入ったはいいのですが、特にやりたいことも見つけられず、それはまあ遊びに遊んでまずは2年で留年です。
で、1留すると同期の友人たちが3年に上がって就活するようになりますよね。それで、就活どうなの? と話を聞いてると、社会人として世の中に出ていってもあまり明るい感じもなく、大学を出てそのまま社会人になっても面白そうでもないなあ、と思い、大学は中退しました。

…話の切り口を変えようと思いますが、その頃すでにCGにご関心はあったんですか?

はい。洋画を見るのが好きでしたので。あと初代PlayStation世代ですし。

初代PSといえば…鉄拳とか闘神伝とか?

そう! ゲームのムービーや映画の映像を通じて、CGに関心はありました。確かちょっと調べてみたこともあったんだけど、CGソフトのMayaが200万円くらいする時代だったので、高嶺の花というか、本当に漠然とした憧れでした。そこを目指そうなんて明確な気持ちは、当時はなかったですね。

大学をお辞めになられた後は、いかがされていました? すぐにCG学習を始められた?

いいえ。親には「俺はCGを目指すぜ!」と言いつつ、フリーターで稼いだそばから遊びに使って、特に何もしてませんでしたね。

おお…

自由に好き放題遊ぶ中で、逆に不自由というか、「何か打ち込めるものを見つけたい」という思いもありました。それが25歳か26歳の頃に限界になって、もう遊ぶのはいいや、せっかくだから本気で何かに打ち込もう、と思い、デジハリの門をたたきました。

自分は何でも中途半端がニガテで、遊ぶときは徹底的に遊ぶし、打ち込むときは徹底的に打ち込むタイプではあるんです。

変な例かもしれませんが、大学時代に入ったテニスサークルが事実上飲み会サークルみたいなもので、その時は「テニスするのか飲み会するのか、どっちかにしろよ!」という思いがあって、すぐに辞めて別のサークルに入りなおしました。

で、テニスの練習に打ち込んだ、と。

いえ、飲み会サークルの方に入りなおしました。

…ね! このインタビューを読んでる人も「こんな人でもできるんだったら俺もCGやろう」って思ってくれるんじゃないかな!

02. 「CGの達人にでもなるのを待ってから現場に出るつもりか?」

大竹先生のデジタルハリウッド受講生時代のことを教えてください?

僕は総合Proコース(現専科3DCGデザイナー専攻)の週末クラスに入学しました。在学中に「これおもしれえな」と思って、これで食べていこうと決心しました。授業の中ではモデリングとアニメーションを中心に学びましたが、アニメーションが面白かったので、特にそこに注力しました。

当時のコースにはAfter Effects やテクスチャの授業はなかったので、After Effects や Photoshop は学内のテキストなどを使いながらの独学でした。今のコースにはそれらの授業も入っているので、大分リッチですよね。

コースが終了して、すぐに就職活動を始めました?

すぐに始めました。

デジタルハリウッドでは卒業制作として一人で1つのオリジナル作品を制作し、クラス内発表会、各クラス合同発表会、クリエイターズ・オーディション(企業審査会)、デジタルフロンティア・グランプリ…と学内外の人に発表していくのですが、僕の場合は卒制が完成してクラス内発表会が終わった直後から独自に就活を始めました。

Worket Carrer(デジタルハリウッド生専用の企業求人サイト)を見てCGスタジオを調べ、目についたスタジオに求人を出していようが出していなかろうが、履歴書と作品を入れたDVDと簡単な解説書、3点セットにしてとにかく作品を送りました。

キャリアセンターではポートフォリオの作成指導などもしていますが、そういったデジタルハリウッドのサポートは使わず?

はい。当時もそういった指導はしてくれていたと思うんですけどね。

『ベルセルク』という漫画に主人公が子供に剣の指導をするシーンがあって、そこで「お前は剣の達人になってから戦場に行くのか?」というような感じの好きなセリフがあるんですよ。上手いと思ってもらえるように準備するのに時間を割くよりは、とにかくその時の自分の実力を見てもらって、入れてくれるところに入れてもらって、そこで技を磨いた方がいいと思っていました。

レスポンスはありました?

何社かレスポンスがあって面接に行き、3社くらい内定をいただきました。同じ時期にポリゴン・ピクチュアズの試験が実施されていたので受けたら合格したので、どちらにしようかかなり迷いましたね。

同時期にデジタルハリウッドで学んでいた仲間が先にポリゴン・ピクチュアズに入っていて、聞いた話から察するに面白そうな会社だったのでそちらに決めました。そこで5年半ほどCGアニメーターとして作品に携わり、リードアニメーターなどを務めました。

外のことも知りたいと思うようになり、SCE(ソニー・コンピュータエンタテインメント)に転職し、PS3のゲームのモーションデザイナーとして仕事に従事し、その後"フリーランスCGアニメーター"として独立しました。

CGアニメーションに特化したフリーランス、ということですか?

そうです。もう少し詳しく言いますと、CGでフリーランスの方ってジェネラリストとして幅広く仕事を受けられる方が多いと思うのですが、僕の場合はCGアニメーターのスペシャリストとしてやっている、ということです。たとえば一時期白組にもCGディレクターとして参加していましたが、そのような形で企業やプロジェクトに足りないピンポイントの部分や、専門性の高い分野のディレクションの仕事を請ける、という形をとっています。

03. "物を作ることの難しさ"を楽しんでほしい

講師としての大竹先生のお話を伺い思います。先生はどういった経緯でデジタルハリウッドの講師になられたのですか?

ポリゴン・ピクチュアズに入社した後、なのでデジハリを卒業してすぐの頃ですね、TA(ティーチングアシスタント:講師や授業のサポートをする助手)に空きができたということで、TAとして5、6年働き、アニメーションパートのスポット授業などは一部講師もやっていました。

ちょうどSCEに入る頃に、同じく講師の空きができたということで講師になりました。そこからずっと仕事と平行しているので、社員時代もフリーになってからも、デジタルハリウッドの授業はずっとやっている、という感じですね。

先生が感じる、"デジハリ生の特徴"みたいなものはありますか?

自分は週末クラスの担任なのでそこの特徴になりますが、大学生のダブルスクールなど、若くしてCGを学びたいという方が増えています。

また、昔はCGの情報は海外発であることが多く最新情報を得るのにも苦労をしましたが、今は日本人が発する情報が増えているので、情報収集が得意な人は率先して勉強できる環境になりCGに関して詳しい人は増えたように思います。そういった人には有利な時代になったと思います。

一方、特に最近CGの間口が広がっているので、CG=万能ツール、もっと端的に言えば「CGができれば何でも簡単に作れる」というイメージの方が増えてきた気はしています。アマチュア志向であればそれも間違いとは言えませんが、プロレベルの3DCGとなるとまだまだ専門性が高く「簡単に作れちゃう」とはいきませんので、そういったイメージのまま入学された方は入学後それなりに苦労をされることになります。

もちろん、高いレベルのスキルが求められる分野だからこそ、学習する意義があるわけですが。

先生が「教えていて楽しい!」と感じる時はどんな時ですか? また逆に難しいと思われることは?

月並みかもしれませんが、教えることと同時に受講生さんから教わることも多く「こんなやり方があったか」と思わされることはあるし、そういう時は、講師としてというよりはいちCGアーティストとして、同じクリエイターとして楽しいですね。特に受講生さんはまだ商業デザイナーではないので、プロとばかり仕事をしているとそれが新鮮に感じます。

逆に難しいところは…そうですね、学校としてはまずはCGの基本をおさえていただく必要があるのでそこを中心に指導をしますが、プロ視点では厳しい評価になるけど受講生としてはヨシ、という場合もあります。僕自身はプロなので、正直なところそれをヨシと言いたくないプロとしてのこだわりもあります。

ですので、受講生の方から「先生何言ってるんですか、プロレベルで指導してください!」と言われればそういったレベルでも指導をしますし、実際そのような指導をしているときは自分も本当に楽しいです。プロ目線で指導をしてほしいという気概があって、それについてきてくれる人は、ぜひ僕のクラスに入ってほしいです。

先生がいつも初回の授業でみなさんに伝えることを教えてください。

上述の通りですが、厳しいメッセージとして「ライトな感覚ではじめた人もいると思いますが、CGは深遠な世界なので一朝一夕ではできません。自分から深くもぐっていく意思がある人でないと厳しいです」ということははっきり伝えます。

その上で、やればやるほど難しく厳しい世界ではありますが、だからこそ楽しむことは常に心がけていただきたい。"物を作ることの難しさ"そのものを楽しんでほしい。難しく、100パーセントの正解はない世界なので、だからこそ自分なりに「ベストだ」と思えるものが作れた時の感動は他にはない、ということも伝えます。

僕自身、入ってきた仕事がつまらなかったり難しかったりすると、もちろん最初は「なんなんだよこれ!」とは思いますが(笑)、仕事に取り掛かり答えを探し出す過程に入ると、最初の怒りはどこかへ消えて、答え探しに夢中になってしまいます。作ることそのものはやっぱり楽しい。僕は正直、未だに「CGは面白い」と感じてしまいます。

変な質問ですが、もし仕事としてのCGをしなくてもよくなったとしても、CGは続けますか?

僕はいつも「宝くじあたんねえかなあ」と思っているタイプですけど、そうですね、もし当たったとしても、CGはやめないと思いますね。そういう魅力がある分野であることは間違いないです。これからCGにチャレンジする方にも、そういう気持ちを感じてほしいですね。

04. 隣に座っている人の姿が最高の学びになる

授業の時間以外でも受講生さんに「こんな姿勢で学んで欲しい」ということはありますか?

これも月並みかもしれませんが、とにかく「見ること」「観察すること」を意識してほしいです。世に出ている映像作品、表現方法を見て、自分にとってここがいい、ここが悪い、と思いながら見てほしい。

そこで「どこが面白いと言われているんだろう?」と自分なりの仮説や解釈、評価をしながら見てほしいです。自分なりの意見がとても大事。ただ歩いている人を見るにしても、歩き方、所作、姿勢など、細かいところまで見てほしい。それが表現を志す人にとっての第一歩だと思います。

あとこれはCG以前の話かもしれませんが、率先して学校に来て、学校に居ましょう。

僕が在校生の頃は、時間が許す限り、住んでるのかっていうくらい学校にいて、出来る限りMayaを触り、人の作業を見ていました。それがCGスキルの慣れにも習得にもつながります。

CGの作業をせず、他の人の一生懸命な姿を見るだけでも、そのひたむきさに応援されたり、激励されたりするものです。極端な話、僕たち講師や授業の内容以上に、隣に座っている知らないデジハリ生の姿から学ぶことがあります。せっかく24時間環境が開放されているのですから、入り浸るべきです。

最後に、これからCGや映像の勉強を始めようと考えている方、デジタルハリウッドへの入学を検討している方にメッセージをお願いします。

厳しいことを言えば、学ぶということ自体は本来能動的な行為なので、受身な姿勢では学べる量はたかが知れています。ただ、そこに少しでも能動性が加わることで、単に「教わる」というだけでなく、「吸収する」というレベルになってきます。そうなると、学ぶこと自体が楽しくなるはずです。

デジタルハリウッドのように、多種多様な人たちが「CGで物を作る」というひとつのことに足並みをそろえて夢中になる空間はそうありません。そういった環境に身を置いたときの自分の姿を想像してみて「楽しそう!」と感じるのであれば、それは「吸収」しようとしているということですし、デジタルハリウッドに踏み出すときだと思います。

僕自身もそうでしたが、特に「他人には負けたくない!」という負けん気の強い人には存分に力を発揮できる場です。そういうところを、講師としても見せてほしいです。

いろんな分野の講師がいるから全方向に学びがある!

自分が何をしたいのか、明確な意思を持つこと

黒木速人 先生

圧倒的なクオリティでCG業界を牽引する(株)ポリゴン・ピクチュアズに勤務アニメーション部長として、多くのアニメーターを率いるポジションで活躍

観察する力、実現する力を鍛えるには、作りたいもの自身を好きになる事がとても大切

宮﨑弘喜先生

株式会社CORNFLAKES取締役に就任し3DCGクリエイターとして活躍。

『シドニアの騎士』『Transformers Prime』担当の最前線CGアニメーターベテラン講師

古岩祥幸先生

現役CGアニメーターとして数々の作品の他、デジタルハリウッド大学・専門スクールの講師として後進の指導にも注力。

『Star Wars The Clone Wars』『Metal Gear Solid 4』等、様々なプロジェクトに携わる

大竹祐次 先生

"フリーランスCGアニメーター"として様々なスタジオ・プロジェクトに携わる

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